駅伝シリーズ開幕! 第3弾は「全日本大学女子駅伝」です。同大会は仙台でおこなわれるようになってから「杜の都駅伝」とも呼ばれ、公式サイトでは「杜の都全日本大学女子駅伝」と表示されています。


 文字どおり、学生女子の駅伝日本一をきめる大会で、シード6チームと地域代表19チーム、総計25チームによって覇を競います。


 現在は京都の立命館大学が3連覇中で、今回は史上2校目となる4連覇をめざします。27回をかぞえる過去をかえりみて、4連覇を果たしているのは京都産業大学のみです。(1994年の第12回大会から1997年の第15回大会まで)立命館大が今回優勝すればそれにならぶことになります。


 だが……。立命館大にとって、今回はそんなに楽ではありません。このところ同じ京都の佛教大とのマッチレースの様相ですが、その佛教大がさらにパワーアップして、おおきな壁になっています。現実に関西地区の予選では佛教大に敗れています。それもアクシデントによるものではなく、力負けしているのです。


 だが……。予選で敗れたとはいえ、立命館は黙ってはいないでしょう。本戦ではかならず巻き返してくるとみます。実力的にはほとんど互角ですから、かなりきわどい勝負になるとみます。


 立命館には小島一恵、沼田未知、竹中理沙、佛教大には西原加純、森唯我、石橋麻衣など5000m=15分台のランナーがおり、これら主力ランナーがレース当日どんな走りをするか。ポイントはそこにあります。


 おそらくは最初から2強のガチンコ勝負になるとみますが、ほかに上位にからんでくるとすれば名城大、城西大の2校があげられます。名城大も5000m=15分台のランナーが5人もいて、あなどりがたいものがあります。


 注目すべき選手としては、先にあげた立命、佛教の6人のほかに、名城の西川生夏、城西の酒井優衣、日大の後藤奈津子、最近力をつけている佛教の吉本ひかりもあげておきます。


 いずれにしても、観るレースとしては興味ふかく、トップ争いは一瞬とて眼はなしできないスリリングなレースとなるでしょう。


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