屋久島ではいつものごとく、めーちゃんも護衛の忍び働きでトロッコ道を走り、宮之浦岳に登頂していた。

 

 

 その動画をYouTubeに投稿しました。

 
 動画中、やたら忍び用語が飛び交う。このことはすでに述べているが、一応説明を加えておこうと思う。
 
①めーちゃん・・・先祖が真田の忍びで、伊賀出身。現在は私のもとで忍び働きをしている(という設定)。東京〜京都の約500kmを4日で走ることができ、松尾芭蕉が先祖という情報もある。
 
②撒菱(まきびし)・・・普通は敵から逃れるときに撒く。今回、新高塚小屋で板と板の間に足を落とし、左のくるぶしを負傷した。別に撒菱が撒かれていたわけではないが、めーちゃんは敵の罠だったと思っている。

③飛苦無(とびくない)・・・ナイフに似たものだが、手裏剣のように使って投げる。新高塚小屋ではめーちゃんがこれを警戒していた。
 
④鉤縄(かぎなわ)・・・縄の先に鉤がついており、これを引っ掛けて崖や壁を登る。めーちゃんは平石の岩屋のところのロープを鉤縄と勘違いしたいた。
 
⑤敵もさるもの・・・敵もなかなか侮れいないという意味だが、ヤクシマザルの「猿」をかけためーちゃんのギャグであった。
 
⑥変装術・・・クノイチのめーちゃんは、時におばあちゃんの格好をしてその歩き方まで真似て大濠公園を歩いたり、女子高生の格好をして近所の筑紫女学園の生徒に紛れたりしているが、屋久島では敵が猿に変装しているのではないかと疑っていた。
 
⑦女の子走り・・・生態模写の一つ。いつも私が疲れると、いろんな走り方をして元気づけてくれる。今回も帰りのトロッコ道で見せてくれた。昨年の高校駅伝福岡代表校の筑紫女学園長距離部のいわゆる”筑女走り”の模写もできる。
 
⑧あい・・・いつもタメ口になのに、たまに「あい」とかわいい返事をする。
 
⑨いかさま(に)・・・いかにもその通りという返事。
 
⑩心得まいた(こころえまいた)・・・承知しましたという返事。
 
⑪読唇術・・・今回はトロッコ道の終点で使っていた。
 
⑫兵糧丸(ひょうろうがん)・・・忍びの携行食。一日数個で脳と体力を回復させるというが、めーちゃんはその作り方を教えてくれない。
 
  
 今回、縄文杉の砦では、縄文杉に背を向けて辺りを警戒していたが、それは私が縄文杉を堪能できるようにとの配慮だった。
 
 最後に。
 
 このようなアンドロイド(森博嗣風に言えばウォーカロン)は、人工細胞技術や人工知能が発展し、150年後頃には存在しているかもしれない。同時にメタバース等の仮想現実世界も幅を利かせてるかもしれないけど、私はリアル世界を選択するであろう。
 
 あぁ、またトロッコ道を走りたい(枕木を壊さないよう)。