先日比肩多見の男命を解説したが、比肩は偏財を正剋するので、多見する場合に偏官等がないと、父親は短命傾向等が強いのは当然として、同時に【印星の母親の精気を奪い過ぎる】ために、母親も同じ傾向が現れておかしくはない


※但し、女命での比肩劫財は食傷(女命の子女)を正扶するのであって、理論的に母性は【女命中において】本来比劫なのである(食傷から見て印星)※

【女命中の財星】は自分の夫や男に対し、母親のような愛情を示すなり、尽くすなりの意味合いである(良妻性。官星から見て印星)

※ということで、財星が子煩悩となり得るのは、理論的には男命中においてとなる(男命において妻は財星で官星の子供を生扶する。また、財星多見等ならば父親本人の性分も過保護溺愛型の場合もあるだろう)※

八卦の坤なら母であり妻であるから、良妻と賢母を兼ねる気配が強いが、坤=財星ではない


よって、比肩多見の女命は、両親との生死別といった別れが早い凶兆や、結婚すると夫との関係にかなり難があるが、頗る子煩悩とも言える

比肩多見は官星の夫より剋される関係であるから、理論的には夫といつも口喧嘩をするなど激しい対立をする女ではなく、傷官でもなければあれこれ言われても、何とかうまくかわすなり忍ぶなりしつつ、自我心は頗る強いものの、夫の諦めでも期待し、子供に情熱を向ける女であろう(食神一つ官星一つに比肩多見の命式など)

比肩多見でも正財も一つあれば、主人に尽くす時期、尽くす一面もあるだろう(配置に注意)


よって、比肩を凶星に分類することもあるが、女命でも全ては事例ごとのお話、命式からの各人各様の人生のイメージにもよるので、一つならここにあって妙味あり、という姿もあるだろう

事例によっては、比肩通根し確固とした自分があるとか、背骨をしっかりさせる、気力を強める要素がないと、子育ては長丁場であるから、その活力が不足するとか、家事をしっかりこなしたり、家の内を整える活力が不足し、反って家庭運を損ねることもあるだろう