澤雷随初九

 これは地熱発電のことである。

 弱い者(兌)にも随う震気(即ち利用しやすい震気。震は雷のように元来利用できない性質)とは正しく地熱である。

 伏卦の萃とは裸身の象で温泉を暗示し、随の兌もここでは温泉なのである。その下の震気(怒るもの)とはマグマ地熱である。温泉は人間に随う(利用しやすい)震気と言える。

 國家は地熱に人も金も傾注し開発を進めると、技術向上により、予想以上に奏功するものと断ずる。
 卦を観ると、温度の弱まった地表部分でなく、より深く熱い所の開発が必要ではなかろうか。

 震の主爻である。太陽光(離)でも風力(巽)でも水力(坎)でもないのである。ただ、随は臨機応変、一つのことにこだわり過ぎない卦でもあり、地域特性などは大いに活かせば良い。