楽器とオーディオは、似ているようで違う | DIGEQUIPMENT -JR御茶ノ水駅から徒歩2分!クロサワ楽器お茶の水駅前店スタッフブログ-

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Dig into Equipment
筆者の主観と偏見で、機材を掘り下げご紹介します

 

MINIMOOG model D

ヴィンテージシンセといえば一番に思いつくのが、oldのMINIMOOG。

アナログシンセサイザーらしい「艶」のある出音の良さに加えて、演奏性の良さもスバラしい。

(画像は、KID.comのMINIMOOG model D)

 

キーボードとホイールが「きちん」と調整されたMINIMOOGを弾くと、キーボードがまるで打楽器のように反応が良くてメチャ楽しい!

アナログシンセ音源も「きちん」と調整とメンテナンスすれば、ビシッ!と音程が安定します。 季節の移り変わりとともに、ちょっとだけピッチがズレるのだけは、ご愛嬌。

 

 

で、個人的に好きなのが、MINIMOOGの「外部入力」。

 

シンセの外部入力なんて何に使うの!?という人もいらっしゃると思いますが、ギターをつなぐと、ツマミの真ん中の「5」を過ぎたあたりからイイ感じの「オーバードライブ」がかかって、ギターを弾くのが楽しくなってきます。

 

ふつうのステレオなんかだと、音声入力の音量を上げすぎると「音が割れる」のが一般的だと思いますが、MINIMOOGは「音楽的」に歪みます。 ここらへんの違いが、楽器とオーディオの「境界線」なんだろうな、と。

 

最近のデジタルシンセは、ハードウェア構成が「オーディオ」とまったく同じなのですが、MINIMOOGのようなアナログシンセは、「楽器」として作られているのがわかります。

 

 

EMS synthi-AKS

このほかにも、「EMS SYNTHI-AKS」とか「ROLAND RS09」の外部入力に、ギターを入れるといい感じです。

 

「EMS SYNTHI-AKS」にギターを接続すると、これもオーバードライブがかかってイイ感じに歪むので、なんだか「ゼイタク」な気分。 「ROLAND RS09」は、内蔵のENSEMBLE(アンサンブル)でコーラスがかかるのですが、SBF-325とかJUNO-60と同じ系統の音なので「お得」な気分になれます。

 


ヴィンテージシンセ担当の吉田が、記事にまとめました。

 

GENELEC1032モニターで、ビンテージシンセの「ほとんど」の機種の音を聞いてきましたので、的確に特徴や音の違いをご説明できます。 NEVE1073、1272、3045、API550などのビンテージマイクプリも、同様です。

 

クロサワ楽器では、ビンテージシンセを絶賛買取しています。

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