冬の高野山 | 駅長住職のブログ

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鉄道のこと、仏教のことについて書きます。
ふと思ったことについてサラッと書きます。
内容はすごく薄っぺらいです。

1月24日に用事で高野山に行ってきました。

 

昨年10月の台風で南海電車の高野下以南が不通になり、現在もまだ復旧していません。なので、難波~高野山の3分の2ほどの距離まで来たところの橋本駅から代行バスを利用することになります。

 

代行バスは、橋本駅を出ると小原田車庫近くの橋本ICから京奈和自動車道に入ります。そしてJR大谷駅近くの紀北かつらぎICで一般道に降り、国道24号線、国道480号線を通って高野山に至ります。

鉄道の代行バスなら運休中の線路の近くを走る区間がありそうなものですが、このバスの場合は車窓から高野線の線路を見ることは1度もありません。

 

高野山は昼間でもマイナス6,8度で、しかも強風という厳しさでした。

昼間しか滞在しないので大丈夫だろうという軽い考えで手袋を持ってこなかったのですが、地面が凍っていて危ないのでポケットに手を入れながら歩くことも出来ず、指がモゲ落ちるのではないかと思うくらい痛かったです。

 

でもなかなか良い風景を見ることができました。

奥の院に行く時間がなかったので、御影堂でお大師さまにご挨拶させていただきました。御影堂の屋根に積もった雪が美しかったので写真を撮ろうとしたのですが、バッテリーが少なくなって撮れませんでした。

 

ここは蛇腹道といって紅葉の美しいところですが、誰もいない雪の蛇腹道を白い息を吐きながら俯き加減で黙って独りでザクザク歩くのも良いものですよ。

 

本山は歩きやすいようにキレイに除雪されてました。

参拝者が少なくてロウソク立てが寂しかったので、ロウソクと線香をお供えしてお参りしました。寒いときに火をつけると少し暖かくなったような気分になります。

 

用事を済ませて帰るときには気温がマイナス7,4度になっていました。

高野山はありがたい聖地ですが、住む所でなくお参りに来る所だなと再確認しました。昼間でも寒いので参拝される方々はちゃんと防寒対策をして行ってくださいね。