銀色テントむしでSL巡り…高萩「9667」 | 軽キャン♪銀色テントむし660

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今週は「長野」!デカ盛り・SL・道の駅!このキャンピングカー「テントウムシ」ですか?いいえ、「テントむし(テントムシ)」、「eK-Camp(ekキャンプ)」です。
家族4人、軽キャンカーで日本全国行脚します♪たまに、車中泊しながらお城と新撰組も巡ります。

以前のブログを確認してみたら、ブログ引っ越しの際に写真データを欠損してしまって、マスターのデータもなくなってしまっていた機関車を求め、高萩までクルマを走らせてみることにします。
蒸気機関車デカ盛り道の駅を求めて毎週末、家族旅行しているのにキャンプ歴のない軽自動車キャンピングカーeK-Campテントむし屋根開き(ROTUS(ロータス)RV販売 )」銀色テントむしテントむしオレンジ乗りのnorizoです。

JR常磐線の高萩(たかはぎ)駅の東口を出て東本町二丁目北交差点から国道6号線陸前浜街道を800mほど南に進むと高浜町一丁目交差点の先、東側に見えてくるのが「高浜スポーツ広場」です。
カーナビで検索する際には2015年までの名称だった「勤労青少年ホーム」と入力するとすぐに見つかるかもしれません。
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この敷地の道路側の角に展示されている静態蒸気機関車が「9667」、通称キューロクです。
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明治時代末以降に輸入が活発となった大型蒸気機関車の設計を参考にし、独創的な発想で日本の国情によく合致する性能の機関車となったことで、大正2年(1913年)から昭和16年(1941年)まで長い期間製造されました。
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製造総数は828両で、その後は主力をD51(デゴイチ)に譲ることとなりますが、デゴイチよりも20年以上も前の開発思想でありながら、その雄姿は劣るものではありません。
この「67」は開発3年目の大正4年(1915年)に川崎造船所で30輌製造されたうちの1輌です。
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製造から100年以上も経過していますが、とてもそんな風には感じられないダイナミックで美しい姿です。
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訪問時間が早かったためか、それとも常時施錠されているのか、せっかく運転席に続く階段が添えられているのに乗り込むことができませんでした。
金網の足元が開いていて、所々隙間があるので入れないことはないのですが…次回、事務所が開いている際にお願いしてみることにして楽しみをとっておきます。
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ちなみに、解説を読んでみると「キューロク」ではなく「キウロク」と記載されています。
なんとなく大正時代当初の文字配列っぽくて好感が持てます。
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素晴らしい雄姿なのですが、海沿いということもあり塗装の下の錆は深刻なものを感じます。
ぜひとも市や県の協力のもと、半世紀以上走り続けた産業遺産をこの地に末永く保存していただきたいものです。


□高浜スポーツ広場(9667)
 TEL:0293-23-7177
 茨城県高萩市高浜町1-42
 駐車場:あり


より大きな地図で 銀色テントむしの静態蒸気機関車マップ を表示
 ◇車歴(やまてつさん調べ)
  製造: 1915年9月3日 川崎造船所 No.204
  使用開始: 1915年9月15日 浜松
  移動: 1923年6月 敦賀
  移動: 1927年5月 糸魚川
  移動: 1937年3月30日 富山
  移動: 1943年10月1日 高山
  移動: 1946年9月23日 青森
  廃車: 1971年10月26日 青森

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2016/04/17 08:00 天候:曇り
測定値:未測定(測定器具:エアカウンターS
測定場所:駐車場GL約1000mm(腰高)