蒸気機関車とデカ盛りと道の駅を求めて毎週末、家族旅行しているのにキャンプ歴のない軽自動車キャンピングカー「eK-Camp(ROTUS(ロータス)RV販売 )」銀色テントむし乗りのnorizoです。
JR千葉支社は「冬の房総観光キャンペーン」の一環で2016年1月29(金)~31日(日)に、佐原(さわら)~銚子(ちょうし)駅間で蒸気機関車(SL)「D51498」を運行しました。
本車輌は高崎支社管内で現役の1940年製蒸気機関車に、1938~50年製の客車6台を連結して走行しました。
と言うことで、出発地点となるJR成田線の佐原(さわら)駅でSLの到着を待ってみることにします。
佐原駅の改札口に行ってみると、出店と共に「SLをお出迎えしてください。」と黄色い紙製の旗が用意されていたので早速手に取ります。
また、途中停車の笹川駅との3箇所に顔出しパネルが置かれているので、お約束でズキマル君に顔を出してもらいました。
結構カオの部分がナナメになっているので、小さい子どもだと、ちょっと面倒に思うかもしれません。
3日間とも1回の乗車定員は416人で午後2時16分に佐原駅を出発、同3時50分に銚子駅に到着するコースでその先駆けとなる銚子発佐原行きは午前9時37分に出発し午後12時10分に到着するルートでディーゼル車にてけん引され1日1往復しました。
県内をSLが走るのは2013年2月以来と言うこともあり、土日には途中停車駅の笹川(ささかわ)駅を含めた三駅の駅舎周辺では「これを機に北総に人を集め、地域を盛り上げたい」と地元の有志による物産展やイベントが行われました。
駅舎の北側の広場では特設コーナーが用意され、SLが到着するまでの待ち時間にチーバくんなどゆるキャラ達がお出迎えしてくれていました。
※2012年内房ルートはこちら
12時10分少し前になると汽笛の音が遠くから徐々に近くなり、ついにオレンジの車体に特別プレートを付けたDLを先頭にした特別列車が入舎してきました。
運転室に付いた「D51498」の金色に光るプレートに下には特別列車らしく銚子の「銚」のプレートが掲げられています。
最終車輌として引かれてきたSLには特別列車のプレートは掲げられていません。
この後、銚子に向かう際にプレートがつけられます。
列車が到着するとゆるキャラたちも汽車とセットで写る位置に移動してきたので、ズキマル君も近づいていきました。
12時半近くなると近隣だけでなく遠方の方や、特別列車に乗ってきたお客さんたちも集まり、物凄い人だかりとなりました。
プレートを付けて出発する14時過ぎまで、佐原の偉人・伊能忠敬(いのうただたか)の史跡や越戸の街並みを散策して待とうかとも思いましたが、先行して到着先の銚子駅へ向かうことにします。
到着したJR総武本線の銚子(ちょうし)駅の北口ロータリーは大きな道路と広い歩道が特徴的ですが、路上駐車をしないよう警備の方がたくさん立ってくれており、見学にも快適な環境です。
やや小雨の降る天候だったためか特設の物産展は駅舎の軒下に肩をすぼめるように連立しています。
また、駅前の商店街もSLの運行に合わせて大売出しをして立ちゆく人たちに笑顔で声をかけていました。
期間限定の顔出しパネルは駅舎屋外のトイレの横に設置されていました。
16時を過ぎ、遠くから汽笛の音が聞こえ始めると、ホームにも多くの人が集まり始めました。
佐原駅で待ちきれなかった特別列車のプレートも燦然と輝いて見えます。
乗った方も見送った方も出迎えた人も、みんなが笑顔になるのは蒸気機関車の独特の雰囲気です。
お近くの方と少し話をしてみると、JRの電化前の頃のお話をたくさん聞くことが出来て、楽しい時間を過ごせました。
こうした動態蒸気機関車イベントは、地域の経済的な活性化だけでなく、人と人とのコミュニケーションも広がることから、ぜひとも各地でやっていただきたいものです。
□特別列車SL銚子号(D51498)
運転予定日:2016年1月29日(金)~31日(日)
運転予定時間:9:37-12:10(DL銚子)、14:16-15:50(SL銚子)
運転場所:JR銚子駅~笹川駅~佐原駅
より大きな地図で 銀色テントむしの「動態SLポイント」 を表示
◇車歴(D51498)
製造:1940年11月26日 鷹取工場 No.26
新製配備:1940年11月26日 岡山
移動:1951年8月2日 吹田
移動:1953年12月1日 平
移動:1963年10月7日 長岡第一
貸渡:1965年4月15日 直江津
移動:1966年3月26日 新津
移動:1972年3月15日 坂町
移動:1972年10月1日 高崎第一
廃車:1972年12月1日 高崎第一
保存:1972年12月1日 月夜野駅
復元のための入場整備:1988年3月15日 高崎第一
全般検査入場:1988年6月13日 大宮工場
全検出場:1988年11月24日 大宮工場
車籍復活:1988年11月25日 高崎運転所
シリーズ:D51
デゴイチといえば蒸気機関車の代名詞。1115両製造、180両以上が保存される。
情報元「蒸気機関車ほか 鉄道保存車両について」(やまてつさん)
2016/01/30 12:00-16:30 天候:曇り
測定値:未測定(測定器具:エアカウンターS)