蒸気機関車とデカ盛りと道の駅を求めて毎週末、家族旅行しているのにキャンプ歴のない軽自動車キャンピングカー「eK-Camp(ROTUS(ロータス)RV販売 )」銀色テントむし乗りのnorizoです。
会津鉄道の会津田島(あいづたじま)駅の南、国道121号線日光街道を西へ進み、合同庁舎へむかう交差点を南に入ると「福島県南会津合同庁舎」が見えてきます。
この庁舎の向かって右手に見える木造2階建ての朱色の屋根に緑色(水色?)の洋館が「旧南会津郡役場(きゅうみなみあいづぐんやくば)」です。
合同庁舎と共同の無料駐車場があり、入館料は大人200円子ども100円とリーズナブルで、訪問前に別の観光スポットに立ち寄っておけば50円引きの割引券をゲットすることが出来るかもしれません。
明治時代に庁舎として建てられたこの建物は、正面ロビー左手に受付があり中庭と2階のあり福島遺産百選にも選定されています。
館内の撮影は禁止ですが、受付で許可を得て写真を撮影させて頂きました。
明治から大正を思わせる装飾をはじめ、隣接する鴫山(しぎやま)城跡に関する資料も数多く展示されています。
郡長室は立ち入り禁止かと思いきや、椅子に座り郡長の目線で建物を見渡すことが出来るのも特徴です。
ここで一番の宝とされているのは江戸時代の「高札(こうさつ)」で1682年(天和2年)に旧中荒井村(現:田島町大字中荒井)に掲示されていたものだそうです。
彫刻のように板面から文字が浮き出して見えるのですが、これは板に書いた文字の墨に殺菌効果があったため、文字が書かれていない部分に対し劣化が少なく、このような状態になったとの事です。
地元の名主さんの蔵の中で数百年の時を経て、想像もし得なかった芸術的な価値をも含んだ歴史遺産として展示されています。
2階の広間へ上がる階段は建設時に建造された左手の階段と増築された右手の階段がありますが、オススメは左手の階段です。
田島合同庁舎の敷地内にあったもを昭和46年現在地に引家して原形どおりに復原したため、現在の建築基準法では基準を満たさない急勾配の階段を実際に体験することが出来ます。
当時の雰囲気をリアリティ満点で再現する資料館は、あまり知られていないのか訪問客も少なく、ゆっくりと楽しむことが出来ました。
タイミングが良ければ、スタッフさんが資料について教えてくれるので、興味がある内容については質問をしてみるとより深く当時の様子を知ることが出来ます。
福島県の歴史ある建物で、のんびりと歴史と芸術を学ぶことのできる静かな資料館に、スキーや山歩きの折にでも合わせて立ち寄って、ご家族やご友人とアタマの体操をしてみてはいかがでしょう。
□旧南会津郡役所
TEL:0241-62-3848
福島県南会津郡南会津町田島字丸山甲4681-1
営業時間 9:00~16:00
休館日:火曜日
料金:大人200円高校生150円小中学生100円
駐車場あり(南会津合同庁舎)
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2014/03/30 10:30 天候:晴れ
測定値:0.05μSv(測定器具:エアカウンターS)
測定場所:駐車場GL約1000mm(腰高)