蒸気機関車とデカ盛り
小 湊鉄道の 海士有木(あまありき)駅から国道297号線大多喜街道を2キロほど北へ進み、山倉ダム西側交差点を西に入り400mほどの国分寺台東小学校入口交差点か ら北へ700mほど進むと見えてくるのが、「史跡上総国分尼寺跡展示館(しせきかずさこくぶんにじあとてんじかん)」です。
1本先の道に無料駐車場もあり、入館料も無料のこの資料館は、庭園内に復元された奈良時代頃の建築物やその背景となる歴史を知ることが出来ます。

訪問時間が閉館1時間前の16時となってしまったため慌てて入館しましたが、平屋建ての館内は20分程度の映像を見た後に、スタッフさんから当時の様子を教えて頂ける時間を加えると1時間以上は予定しておきたいところです。
スタッフさん(館長さん?)に鳥瞰ジオラマにレーザーポインターを当ててもらいながら短縮バージョンの15分ほどの解説を受けると、その最後には今まで擦りガラスだと思っていた壁面が一瞬にして屋外展示を望める展望室に変わり、驚かされます。
解説の途中でジオラマが回転したのですが、野外の中門・回廊復元建物を直接比較できるようになっていたのです。

屋外に出てみると、建物はほかに比べやや土が盛られた高台になっています。
これは国指定史跡を保護するために、史跡に土を盛り、その上に復元建物を建造しているからだそうです。
現在は中門と回廊が復元されています。

建物は細部にまでこだわりがあり、同地から出土した大工道具も復元して、奈良時代当時の建築方法で再現されているため、使われている板や柱には小さなデコボコがあり、触ってみることもできます。
建 設当時(1993~1997年)は、塗料も当時のものを復元していたので触ると変色したり体に付着することがありましたが、2013年の改修時に手の届く 門の上の部分までは現代塗料に塗り替えられたため、「槍鉋(やりがんな)」による柱の加工の質感も感じられるようになりました。

よく見ると、門の上の部分の横に走る柱の上下で色が違うので、上部の復元塗料と下部の現代塗料の差も楽しめます。
屋根瓦にもこだわりがあり、出土した当時の「紋」をすべての瓦に入れて焼き上げたものが屋根に載っています。

国分寺・国分尼寺は741年(天平13年)に聖武天皇により発令され(間違っていたらごめんなさい。)、全国に建設されました。
地域ごとに瓦の紋様は異なっており、上総の国分尼寺は奈良の都にならった美しい紋様が刻まれています。
国分尼寺跡の出土としては最大の規模を誇るそうで、本堂などの建築物はないながら、広い敷地は当時を偲ばせる美しい公園になっています。

宗教的な色合いが薄いので、歴史と建築物を存分に楽しめるのも魅力ですね。
次回はもう少し早めの時間に訪問して、館内展示を満喫してから復元建物を散策してみたくなりました。
□史跡上総国分尼寺跡展示館(しせきかずさこくぶんにじあとてんじかん)
TEL:0436-21-7633
市原市国分寺台中央3-5-2
開館時間 9:00-17:00
休館日:月曜、年末年始
入館料:無料
駐車場あり(無料)
より大きな地図で 銀色テントむしの家族でおでかけ を表示
2014/03/01 16:00 天候:晴れ
測定値:未測定(測定器具:エアカウンターS
測定場所:駐車場GL約1000mm(腰高)