CMFの振り返りをやっとこさしてみた日

本日、パーセプチン単独の日。確か10回目。

抗ガン剤が終わり、また、パーセプチン単独になり、ケモ室の重厚な自動ドアも、いささか軽やかに開く気分。

終わってしまえばあっという間だったのか、何なのか。抗ガン剤は2度としたくないなぁ。

CMFのレポをしてみようかと

そもそも、最近ではCMFする人も少ないし

効きも、副作用も、しんどいポイントも人それぞれですが、それでも、抗ガン剤始める前はどんなもんか聞いてみたい、知ってみたいと思って、ブログなど訪問しまくってたので。

この先、もし、誰かの気休めになればと。

いろんな抗ガン剤治療を提示され、比べてみるのに参考になればと。

僭越ながら、感想とまとめを。

CMF

１クール4週で

1週目と2週目に点滴

1週目の頭から14日間エンドキサンを内服

3.4週目は休薬（休薬が1週間で、１クール3週の場合もあるそう）

これを６クール

合計24週

点滴は全12回

メリットだと思えた点

最終的に、髪の毛が残った事←40%の脱毛率と言われているが、残ったのはもう少し少ないと思われます。帽子が無いと、見た目が明らかに変わったから、自信も無くて表に出れません。イメージとしては、レディースアデランスのCMに出てるマダム達のbeforeな感じよりもうちょい薄いかも？！くらい。でも、帽子から髪の毛が少しでも出るから、ベレー帽など被れば、ウイッグは無くても平気な事も。温泉などでも、薄いとは言えど、あるのでなんとなーく入りやすかった。

比較的副作用が緩やか←全く動けない訳ではない

デメリットと言うか、辛かった点

終わるまでに長かった←3.4.５クール目辺りの気持ちの持ちようが何ともならず辛かった。辞めたくなった。

脱毛が、ゆるく長く続く←初回投与から、3週ちょいで、明らかに抜けてると分かる脱毛開始。シャンプーすると、テニスボール分くらいの髪の毛が抜けて、手に絡みショックを受ける。その後、少し治り、また抜ける、少し治り、抜けるを繰り返す。毎回、髪の毛の片付けが精神的にもキツく、もう切りたい！と癌専門看護師さんに言うと、少しでも残れば後が楽な事もあるから…頑張って。と言われ、坊主にするのを辞めて、かなり短いボブにしてやり過ごす。結果、坊主にしなくて良かったと思えた。

便秘と下痢←点滴をして、数日は便秘。腸の動きが止まる感じ。格闘して、出ると、しばらくユルイの繰り返しだった。便秘との格闘時に、硬いので切れてしまい、それも痛かったー。

倦怠感←怠くて、寝てしまう事多々。やる気も低下。やりたくなーい！みたいな。やるにも、すごいパワーを使う感じに

味覚障害←多分、他の抗ガン剤より強くは出ないと思われました（実際してないから憶測ですが）全く分からないとか、そう言う事はないけど、水がまずく感じ、味のある飲み物を好んで飲んでいた為、太った。

何も食べてないと、なんとなーく口の中がマズイ？感じがして、頻繁に間食してて太った。結果6キロ増

一言にすると、地味に長くて、地味に辛かった。

孤独な戦いの気分で、ブロ友さんとかに会いたいと思った。

これは、環境によって違うと思うけど、私の場合は、患者会に行ってみてもお姉様方ばかりで、随分歳がはなれてたり、同じく治療中の人には出会えず、子育て中の人にも会えず。抗ガン剤後半戦は、いろんな副作用や辛さに気持を持ってかれ、泣きたいけど負けれないと泣かず、必死に頑張ってきたら、ほんと最後の最後にもう気持ちもついていけず、泣けばよかった、辛いと言えばよかったと崩壊した感じでした。

読み返すと、シンドイ思い出の方が多いじゃんっ！！

でも、そんなもんか。。。

でも、でも、終わって良かったです。やれて良かった。この先の結果は誰にも分からないけど、あの時にやっておけば良かったと思う事はもう無いわけで。

色んな事に、この人ホントすごいよなーと時々感心させられる友人が、

私が抗ガン剤をしようか、やらないか、どうするか悩んでいた時に

どっちにしても、かーちゃん36が死んじゃったと思ったら泣けてきたから、生きててくれたらいいよ。どっちを選択しても、その選択を応援するよ。

と言って、ニット帽と、ピルケース、帽子につけるアクセサリーを別で買ってくれてて、プレゼントしてくれた事が、嬉しかったです。

どっちでも良いと言ってくれ、どっちでも応援すると、自然に言われて、子供もこうやって育てたいなーと思ったのでした。そして、それはその時の私にとってはなによりの言葉でした。