狼は神の化身 

山の息吹 

存在そのもの


そこに在るものを認め 

あるがままに狩猟し命を頂き 

命を廻して行く循環の営み
 

そこに在るものに充分な敬意を払い敬いなさい

ここに来るまでに培ってきた命全てに全ての営みに


個々の営みに生き物の在りように
 

幼子のように光のきらめきを不思議に思い 

朝があり夜がある不思議を感じ 

多種多様な植物のかたちの美しさを多様な在り様を認めなさい


己の在り様を守り領域を守りながらも他種と生きながら得てきた知恵 

己と己の愛する血を守るために牙をむける野生の本能 

それすらあなたの中にある


野性を抜こうとするな気高さは己の野性を敬ってこそ現れる強さ


我々はここまで来た


悲嘆にくれている暇などない


あなたを愛する者を守るのかどうか決めなさい 

今ここで


神は感じるものにしか見えず触る事も信じる事もできない


あなたが感じている焦りにも意味がある 

こうではないとあなたの野性が叫んでいる声に耳を傾けなさい


神なるものは己に忠実でいてこそ繋がれる領域 

外にあり中にあり 

あなたが内に開けば聴こえ 

内を閉ざせば盲信となる


いいかよくきけ今主はここに居るぞ 

ここで織るぞ 

今ここで織って(居って)いるものに責任を持てるのは己だけ


いつも今しかないのだ 

今を生き切れ 

存在を持って今の正しさで穿て