みなさん、こんにちは。
理学療法士の池田です。
人工膝関節の手術は年間10万件行われており、10年前と比べ1.5〜2倍程増加しています。
除痛効果と関節機能の改善に優れており、術後早期より疼痛が消失し歩行がスムーズになります。
筋力や動作スピードの改善が認められ、生活の質を向上させることができます。
今回は、人工関節の合併症の一つである感染について紹介します。
人工関節の感染
人工関節のような金属の周囲は免疫が効きにくく、細菌が一度巣を作ると中々退治しにくい場所です。
感染が長期化すると周囲の骨が溶け出し、緩みに繋がる危険性があります。その場合は、人工関節の再置換術が必要となります。
切開した創部からの感染と思いがちですが、周囲の皮膚など創部とは別の感染経路が多いとされています。
手術後の感染予防は、自身での予防が最も大切です。
・虫歯や水虫
虫歯や歯茎が腫れるといった症状がである場合は歯科受診を、水虫がある際は治療をするようにしましょう。
・皮膚炎
アトピー性皮膚炎や肌が荒れる方は感染する可能性が高くなります。皮膚科受診し,飲み薬や塗布薬の処方を。
・乾燥肌・虫刺され
乾燥肌や虫刺されで掻きむしる方がいます。掻きむしったところから菌が入る危険性があります。今からの季節、乾燥しやすいです。
しっかりと保湿し肌ケアを行いましょう。
・糖尿病
血糖のコントロールが悪いと感染が起きやすくなります。食事管理を行い血糖コントロールを行いましょう。
膝周囲に急な赤み、異常な熱感、痛みが出現した時は、すぐに受診をしてください。
早めの診断、治療開始が人工関節温存に繋がります。