便秘と胃痛。
こんにちは、看護師の高橋です。
手術後に便秘と胃痛を自覚する方が時々見受けられるので、今日は便秘と胃痛の関係について調べてみました。
便秘は、腸の運動が弱くなることで起こります。手術の影響や、術後の活動量の低下や食事量の低下、これらの原因に加えて、入院中には環境の変化もあり、便秘になる患者さんが多くみられます。
胃痛は、薬の副作用やストレスなどで起こります。
胃痛と便秘は関係がないように思えますが、実は深く関係している様です。胃痛で便秘になることもあれば、便秘が引き起こす胃痛もあります。便秘がちの人は、特に注意が必要です。胃腸に便秘が併発している場合、根本的な原因が同じということもよくあります。
1.胃痛と便秘の関係
胃と腸は、どちらも自律神経の影響を受けやすい臓器です。体調不良やストレスで自律神経が乱れると、胃や腸の働きが悪くなり、胃痛や便秘になってしまいます。胃痛と便秘が併発するのは、よくあるケースです。
2.便秘による胃痛のメカニズム
便秘によって胃痛が起きてしまうのは、腸に貯まってしまった便が、胃を圧迫するのが原因です。腸内に便が残っている為、胃から腸に食べ物をうまく送れず、胃の中に長く食べ物が残り、胃痛になってしまいます。吐き気、吃逆が出る、ガスがたまりやすい、おならも出やすくなります。
お酒をよく飲む人や喫煙者は、胃痛と便秘になりやすいといわれています。
3.胃痛による便秘のメカニズム
胃痛は、辛いものなど刺激的なものを食べたときや、暴飲暴食をしたときに引き起こされます。胃が刺激を受けて痛みが発生します。胃の機能は低下し、食べ物がうまく消化されない状態で腸に送られ、その結果、腸内で詰まり、便秘になります。
また、胃の調子が悪いからといって、消化のいい物ばかり食べていると、腸への刺激が低下して働きが悪くなり、便秘になることがあるといわれています。
4.病気や疾患が原因の場合も
ストレスや食べ過ぎ飲み過ぎの胃痛と便秘は、生活や食事の改善などで治すことが可能です。でも、胃と腸に病気や疾患があって起きる胃痛と便秘もあります。激しい胃痛や便秘が併発したら、迷わず病院で診察や治療を受けてください。
代表的な病気や疾患は、
・腹膜炎・腸閉塞・潰瘍性大腸炎・大腸がん・機能性消化管障害(FGID)など。
過敏性腸症候群:主な症状は、腹痛・吐き気・嘔吐・下痢・便秘など。下痢型、便秘型、下痢と便秘を繰り返す混合型の3つに大別できます。男性は下痢型、女性は便秘型が多いようです。
慢性胃炎神経性胃炎:過敏性腸症候群と同様に、検査して異常がないのに胃痛と便秘がある場合に疑われる疾患です。胃痛や便秘のほか、からだがだるいときや頭が重いように感じるときは、可能性が考えられます。
5.胃痛と便秘の治し方
・生活を改善する
胃腸は、自律神経のバランスが崩れて機能が低下します。過労やストレスをためないようにして規則正しい生活を送ってください。十分な睡眠をとることも大切です。
・食生活を変える
刺激が強いもの、冷たいもの、油が多いものは、胃の負担が大きくなるので控えてください。食べ過ぎ飲み過ぎも同様です。胃痛と便秘は、一緒に解消するのが理想ですが、現実には胃の方を先に治すのが先決という意見もあります。食べ物は口から入り、胃から腸へと送られていくので、胃の調子を整えるのと、便秘も解消するとの考えからです。ニュアンスの違いはありますが、一緒に治すのと同じような意味といえるでしょう。
胃痛と便秘にいいとされている食べ物では、次のようなものがあります。
りんご:胃酸を分解する効果があり、胃痛を緩和してくれます。ペクチンという食物繊維は、便秘の改善に効果的です。果汁100%のりんごジュースは、食後1時間くらいに飲むと、胃痛の予防にもなるといわれます。
ヨーグルト:胃にやさしく、腸内環境を整えてくれるので、胃痛にも便秘にも効果があります。同じように、うどんや豆腐もいいといわれます。
その他:オリゴ糖など。
あとは、普段からしっかり水分を摂ることです。入院中は自宅にいるときよりも、トイレが気になり水分を控える人もいますが、水分が十分に摂れていないと便秘になりますし、今からの季節では脱水や他の合併症も起こるリスクが高くなりますので、水分摂取はこまめに行ってください。
こんにちは、看護師の高橋です。
手術後に便秘と胃痛を自覚する方が時々見受けられるので、今日は便秘と胃痛の関係について調べてみました。
便秘は、腸の運動が弱くなることで起こります。手術の影響や、術後の活動量の低下や食事量の低下、これらの原因に加えて、入院中には環境の変化もあり、便秘になる患者さんが多くみられます。
胃痛は、薬の副作用やストレスなどで起こります。
胃痛と便秘は関係がないように思えますが、実は深く関係している様です。胃痛で便秘になることもあれば、便秘が引き起こす胃痛もあります。便秘がちの人は、特に注意が必要です。胃腸に便秘が併発している場合、根本的な原因が同じということもよくあります。
1.胃痛と便秘の関係
胃と腸は、どちらも自律神経の影響を受けやすい臓器です。体調不良やストレスで自律神経が乱れると、胃や腸の働きが悪くなり、胃痛や便秘になってしまいます。胃痛と便秘が併発するのは、よくあるケースです。
2.便秘による胃痛のメカニズム
便秘によって胃痛が起きてしまうのは、腸に貯まってしまった便が、胃を圧迫するのが原因です。腸内に便が残っている為、胃から腸に食べ物をうまく送れず、胃の中に長く食べ物が残り、胃痛になってしまいます。吐き気、吃逆が出る、ガスがたまりやすい、おならも出やすくなります。
お酒をよく飲む人や喫煙者は、胃痛と便秘になりやすいといわれています。
3.胃痛による便秘のメカニズム
胃痛は、辛いものなど刺激的なものを食べたときや、暴飲暴食をしたときに引き起こされます。胃が刺激を受けて痛みが発生します。胃の機能は低下し、食べ物がうまく消化されない状態で腸に送られ、その結果、腸内で詰まり、便秘になります。
また、胃の調子が悪いからといって、消化のいい物ばかり食べていると、腸への刺激が低下して働きが悪くなり、便秘になることがあるといわれています。
4.病気や疾患が原因の場合も
ストレスや食べ過ぎ飲み過ぎの胃痛と便秘は、生活や食事の改善などで治すことが可能です。でも、胃と腸に病気や疾患があって起きる胃痛と便秘もあります。激しい胃痛や便秘が併発したら、迷わず病院で診察や治療を受けてください。
代表的な病気や疾患は、
・腹膜炎・腸閉塞・潰瘍性大腸炎・大腸がん・機能性消化管障害(FGID)など。
過敏性腸症候群:主な症状は、腹痛・吐き気・嘔吐・下痢・便秘など。下痢型、便秘型、下痢と便秘を繰り返す混合型の3つに大別できます。男性は下痢型、女性は便秘型が多いようです。
慢性胃炎神経性胃炎:過敏性腸症候群と同様に、検査して異常がないのに胃痛と便秘がある場合に疑われる疾患です。胃痛や便秘のほか、からだがだるいときや頭が重いように感じるときは、可能性が考えられます。
5.胃痛と便秘の治し方
・生活を改善する
胃腸は、自律神経のバランスが崩れて機能が低下します。過労やストレスをためないようにして規則正しい生活を送ってください。十分な睡眠をとることも大切です。
・食生活を変える
刺激が強いもの、冷たいもの、油が多いものは、胃の負担が大きくなるので控えてください。食べ過ぎ飲み過ぎも同様です。胃痛と便秘は、一緒に解消するのが理想ですが、現実には胃の方を先に治すのが先決という意見もあります。食べ物は口から入り、胃から腸へと送られていくので、胃の調子を整えるのと、便秘も解消するとの考えからです。ニュアンスの違いはありますが、一緒に治すのと同じような意味といえるでしょう。
胃痛と便秘にいいとされている食べ物では、次のようなものがあります。
りんご:胃酸を分解する効果があり、胃痛を緩和してくれます。ペクチンという食物繊維は、便秘の改善に効果的です。果汁100%のりんごジュースは、食後1時間くらいに飲むと、胃痛の予防にもなるといわれます。
ヨーグルト:胃にやさしく、腸内環境を整えてくれるので、胃痛にも便秘にも効果があります。同じように、うどんや豆腐もいいといわれます。
その他:オリゴ糖など。
あとは、普段からしっかり水分を摂ることです。入院中は自宅にいるときよりも、トイレが気になり水分を控える人もいますが、水分が十分に摂れていないと便秘になりますし、今からの季節では脱水や他の合併症も起こるリスクが高くなりますので、水分摂取はこまめに行ってください。