こんにちは、理学療法士の安部です。
今回、腱板断裂について話します。
・概念
腱板の腱性部分が断裂し、腱繊維の連続性が断たれた状態を指します。腱板構成筋は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つで構成され、そのうち棘上筋腱が最も断裂しやすいです。
断裂の原因としては、加齢による腱の変性、腱板収縮力による応力集中、肩峰との機械的な外傷など様々な要因が重なって発症すると考えられています。また、腱板断裂があっても臨床症状を呈さない無症候性断裂などもあります。加齢とともに増加する腱板断裂は、その基盤に腱の変性が存在すると考えられており、一方若年者のスポーツに伴ってみられる腱板断裂は、投球動作などの繰り返す外力により発生すると考えられています。
・症状
症候を呈する場合には痛みが最も多く、動作時痛とともに安静時痛、夜間痛を認めることも多いです。腱断裂に相当する筋肉の動作筋としての働きが低下するため、棘上筋腱断裂では外転筋力低下、棘下筋・小円筋腱断裂では外旋筋力低下、肩甲下筋腱断裂では内旋筋力低下が認められます。
・治療
変性を基盤とする中高年の腱板断裂にはまず保存療法を行います。保存療法には非ステロイド性坑炎症薬の内服・外用、副腎皮質ステロイドやヒアルロン酸の関節内注入などの薬物療法と、温熱、ストレッチ、可動域訓練、筋力強化などの理学療法があります。保存療法を行うと3~6ヶ月くらいの経過でおよそ70%の患者の症状が軽快し、ADLの支障を生じなくなります。しかし、残る30%は保存療法に抵抗し、疼痛改善がみられないため手術療法が選択されます。
一方、若年者における外傷性断裂やスポーツによる断裂に対しては積極的に手術療法が考えられています。
今回、腱板断裂について話します。
・概念
腱板の腱性部分が断裂し、腱繊維の連続性が断たれた状態を指します。腱板構成筋は棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つで構成され、そのうち棘上筋腱が最も断裂しやすいです。
断裂の原因としては、加齢による腱の変性、腱板収縮力による応力集中、肩峰との機械的な外傷など様々な要因が重なって発症すると考えられています。また、腱板断裂があっても臨床症状を呈さない無症候性断裂などもあります。加齢とともに増加する腱板断裂は、その基盤に腱の変性が存在すると考えられており、一方若年者のスポーツに伴ってみられる腱板断裂は、投球動作などの繰り返す外力により発生すると考えられています。
・症状
症候を呈する場合には痛みが最も多く、動作時痛とともに安静時痛、夜間痛を認めることも多いです。腱断裂に相当する筋肉の動作筋としての働きが低下するため、棘上筋腱断裂では外転筋力低下、棘下筋・小円筋腱断裂では外旋筋力低下、肩甲下筋腱断裂では内旋筋力低下が認められます。
・治療
変性を基盤とする中高年の腱板断裂にはまず保存療法を行います。保存療法には非ステロイド性坑炎症薬の内服・外用、副腎皮質ステロイドやヒアルロン酸の関節内注入などの薬物療法と、温熱、ストレッチ、可動域訓練、筋力強化などの理学療法があります。保存療法を行うと3~6ヶ月くらいの経過でおよそ70%の患者の症状が軽快し、ADLの支障を生じなくなります。しかし、残る30%は保存療法に抵抗し、疼痛改善がみられないため手術療法が選択されます。
一方、若年者における外傷性断裂やスポーツによる断裂に対しては積極的に手術療法が考えられています。