こんばんは、リハビリトレーナーの松崎です。
今日は自分が理学療法士の勉強をしているのでその中の腱反射についてお話しします。
腱反射は太い骨格筋につながる腱を筋が弛緩した状態で軽く伸ばしハンマーで叩くと、一瞬遅れて筋が不随意に収縮する反射。人体にみられる生理的な反射の代表的なものである。手軽に誘発することができる上、運動系(錐体路系)障害や末梢神経障害の診断の目安となるため神経学的検査として非常に頻繁に用いられます。
種類
・大腿四頭筋腱反射
・下腿三頭筋腱反射
・上腕二頭筋腱反射
・上腕三頭筋腱反射
・腕橈骨筋腱反射
メカニズムは、異常として「反射の亢進」と「反射の低下・消失」の2種があると認識されているが、健常者でも亢進や低下・消失は認められるためそれだけの判定にあまり意味はなく、左右の差を見て判断しなければならない。 通常、日々の症状に大きな変動はなく、同様の症状が暫く継続される。
・反射の亢進
メカニズムの項で触れた通り、腱反射は通常上位運動系から抑制されている。そのため、上位の運動系(錐体路:大脳中心前回〜内包〜延髄錐体交叉〜脊髄側索)に障害があった場合、抑制が無くなるため反射の亢進(過剰に強くなる)がみられる。 これは麻痺がある時の鑑別診断において重要な所見であり、脊髄を含めた中枢側に原因がある運動障害であると診断することができる(錐体路障害)。 特に、膝関節部の膝蓋腱反射が亢進している状態を膝クローヌス、足関節部のアキレス腱反射が亢進している状態を足クローヌスと呼ぶことがある。 反射が亢進している状態は、円滑な日常生活動作(ADL)の阻害因子となる。また、後々、関節の周りを取り巻く筋肉などの軟部組織の硬直化を惹起し、関節拘縮が発生しやすくなる。 反射の強さにも個人差があるが、左右差があって明らかにどちらかが強い場合に有意な亢進と解釈することができる。脊髄腫瘍や椎間板ヘルニアによる障害では左右差は有用である。しかし筋萎縮性側索硬化症では両側性に反射の亢進をきたすため注意を要する。
・反射の低下・消失
脊髄髄節の障害、もしくは求心路となるIa線維か遠心路となるα運動線維(二次運動線維)の障害があった場合に腱反射は出現しにくくなる。筋自体の障害でも同様である。
頸椎症では頸髄髄節や神経根の圧迫から上肢で腱反射が出にくくなる傾向があり(髄節障害では、その部位以下に下行する上位運動ニューロンも障害されることがあり、その場合下肢はかえって深部腱反射が亢進することがある)、また糖尿病など全身性の末梢神経障害であれば、長い神経ほど大きな障害を受けやすいのでアキレス腱など遠位の腱で両側性の低下あるいは消失がみられる。ギラン・バレー症候群では、全身の深部腱反射消失が診断を行う上で重要な所見となる。
一時期致命的な難病として知られた脚気は、栄養失調の結果として末梢神経障害をもたらすため、膝蓋腱反射の低下が重要な診断項目であった。