看護師近藤です。
最近、頭痛持ちという人が増えてきているようです。その中でも片頭痛という言葉はよく耳にします。
片頭痛は、何らかの理由により脳の血管が急激に拡張することで起こります。
ストレスなどにより神経(三叉神経と呼ばれる顔の感覚を脳に伝える神経)が刺激され、神経末端より炎症物質を放出し、その炎症物質がさらに血管を拡張して「ズキン、ズキン」と拍動する痛みをもたらす片頭痛を発症すると考えられています。
近年、脳神経の三叉神経から過剰に放出される「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」というペプチドが何らかの関与をしていることがわかってきました。
ペプチドとはアミノ酸のつながったもので、短いタンパク質の一種です。このCGRPが三叉神経の末端から出されて血管を感作(抗原に対して敏感な状態になること)し、炎症を惹起させることにより、ほんのわずかな血管の拍動などでも片頭痛が起こるのではないかと考えられているそうです。
①ストレスとの関係
心身のストレスから解放された時も副交感神経の影響で血管が拡張されることがあります。日常的にストレスの多い環境に身を置いている人が週末にストレスから解放されて偏頭痛に襲われることがあります。
②気圧との関係
気温が急激に上昇したあと・湿度が高くむしむしとしたとき・低気圧の通過に伴い天気が崩れたときが片頭痛を誘発する条件のようです。
台風や梅雨の時期は片頭痛が増えます。この場合、雨が降る前に片頭痛が起こり、雨が実際に降ってくると安定する人多いようです。
③遺伝子との関係
「家族性片麻痺性片頭痛」といい、前述してきた片頭痛のタイプとは少し異なる疾患と言えます。
予防
発作の予防として大事なのは発作の誘因になるようなもの(例えば、睡眠不足・睡眠過多・過労等による過度なストレス・長時間の一定姿勢の保持・過剰なアルコール摂取(特に赤ワイン)など)を日ごろから減らすよう心掛けるだけで、片頭痛を予防することができます。
また、発作時に睡眠をとることは片頭痛の軽減に効果的です。しかし、休日の朝などに睡眠をとりすぎて頭が何となく痛いと感じることがあるように、睡眠をとりすぎるのは禁物です。
生活習慣を見直し、日々快適に過ごせるようにしたいですね。