こんばんは、看護師の高橋です。
脱水は1年を通して起こる可能性があります。多くなる季節は夏と冬(風邪などによる発熱や下痢などが原因)ですが、今の時期も侮れません。脱水というと、夏場に汗を大量にかくことで起こると思われがちですが、梅雨に入り今の時期も気温の変動が激しく体の準備もできていないため、体温調節機能に異常が起きやすく要注意です。
また、最近ではコロナワクチン接種後の発熱等もよく聞きますのでいつもより水分を多目にとり合併症にきをつける必要があります。
脱水のリスクが高いのは高齢者です。かくれ脱水は誰にでも起こり、水分補給によって改善しますが、高齢者の場合はその状態からもとに戻る力が弱くなっています。したがって、それをきっかけに通常の脱水症にまで進みやすくなります。また、心不全や高血圧などの持病がある人は、体の外に水分を出す薬を服用しているため要注意です。便秘で下剤を飲んでいる人も水分が排出されるため、リスクが高まります。
症状)
なんとなくだるい、疲れやすい、眠い、喉が渇きやすい等、
予防)
●1日に必要な水分量を知っておく
一般的に高齢者の1日に必要な水分摂取量は、体重1キログラムあたり約40ミリリットルといわれています。体重50キログラムの人の場合は、約2リットルです。この数値には食事の際に食べ物から摂取する水分量も含まれており、食事の際に食べ物から摂取する水分量は大体1リットルくらいなので、食事以外に約1~1.5リットルの水分を摂取するのが目安です。
高齢者本人が意識するだけでなく、周囲の人が把握しておき、必要な水分をしっかり摂取できているかチェックしてあげることが重要です。
●部屋の湿度や温度を調節する
室内環境を整えることで、体の水分量が保たれます。乾燥しているようであれば、加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりして、室内の湿度を上げる。
暑い夏場などは、多量に汗をかいて体の水分量が減ってしまうことがあります。特に、高齢者の中には、「電気代がもったいないから」と節電をする人がいますが、夜寝ている間に脱水症になる可能性もあります。無理に節電せず、室内の温度を適温に保つよう心がけてください。
●定期的に水分補給をする
あまり間をあけ過ぎないように注意しながら、定期的に水分補給をするよう促しましょう。本人にのどが渇いている自覚がない場合もあるので、そのときは周囲からの声がけが必要です。
小まめにチェックするのが難しい場合は、時間を決めて水分を摂取してもらうようにすると、忘れる心配がありません。起床時・食事前・入浴後・運動後・飲酒後などは、特に水分補給が必要です。水分は喉が乾く前に、積極的に摂取しましょう。