おつかれさまです。看護師近藤です。
新型コロナウイルスの感染再拡大の要因の一つが感染力が強い「変異株」の流行にあるといいます。
大阪府や兵庫県の新規感染者の大半は変異株に感染しており、増加ペースから推計すると、首都圏でも5月初旬には、新規感染者の約7割は変異株に感染している状況になってもおかしくない状況だそうです。
変異株とは
変異とは、生物やウイルスの遺伝子情報が変化することです。
一般的にウイルスは流行していく過程で少しずつ変異を起こしています。変異が起こるとウイルスの性質が変化し、感染しやすくなったり重症化しやすくなります。
新型コロナウイルスの場合約2週間で1ヶ所のスピードでは変異していると考えられており、インフルエンザと比べると半分のスピードです。
一般的には、ウイルスの変異によって感染力や重症化のしやすさが劇的に変わることはあまりありません。ところが、新型コロナウイルスの場合、ウイルスの表面にあるといわれるスパイクタンパク質部分に変異がおきており、この変異によってヒトの細胞表面にあるACE2受容体に強固に結合するため、感染力が60~70%増加すると言われています。
変異株の種類
「N501Y」従来株より感染力が高い
「E484K」従来株よりワクチンの効果が減る可能性がある
イギリス株⇨「N501Y」
南アフリカ株⇨「N501Y」+「E484K」
ブラジル株⇨「N501Y」+「E484K」
ワクチンの効果
ウイルスは人の免疫から逃れるために「免疫避難」という変異を起こします。この変異によって、すでにウイルスに感染した人が持っている抗体や、ワクチン接種によって作られた抗体が効きにくくなる可能性があるとされています。
そのため、過去に新型コロナウイルスに感染した人も、「免疫逃避」の能力を持つ変異株には感染してしまうことや、現在接種が進みつつあるワクチンの効果が低下することが懸念されています。
流行している変異株ですが、対策は従来の感染対策と変わりません。
一人一人が意識を高く持ち感染対策を徹底していくことが大切であると考えます。