こんにちは看護部の津村です。
口が大きく開かない、口の開閉時に音がすることなどないでしょうか?
顎関節症とは何らかの原因で耳の穴の前にある顎関節や下顎を動かす筋肉(咀嚼筋)に負担がかかってしまうと、食べ物を噛むと顎関節や咀嚼筋に痛みを感じる、口の開け閉めをするときに顎関節から音がする、口が大きく開かなくなる、などの症状が起こります。
◯原因
顎関節症の発症メカニズムについてはさまざまな要因が組み合わさることによって症状が起こると考えられています。
・不良なかみ合わせの状態
・精神的なストレス(緊張や不安、気分の落ち込み)
・歯列接触癖のような口腔習癖
・顎関節そのものの構造上の問題
・外傷
日常生活における習慣や癖なども大きく影響しています。
例えば、頬づえや歯ぎしり、唇や頬の内側を噛む癖、食いしばり、片側の歯での偏った噛み方の癖、うつぶせ寝の習慣、猫背など。携帯電話、パソコンの長時間に及ぶ操作なども影響があり、これらが組み合わさった結果、各個人の適応能力を超えてしまうと顎関節症の症状が現れます。
開口しづらくなる要因としては、顎関節内部の関節円板(圧力分散のためのクッションの役目を担っている繊維がまとまった組織)がずれて関節の動きを妨げている、あるいは咀嚼筋の痛みで顎が動かせないことが挙げられます。
〇治療
原因と思われる癖や行動を改善していくことです。
・硬い食品の咀嚼や長時間の咀嚼は避ける
・頬づえをやめる
・姿勢を良くする
・歯の食いしばりに気づいたら上下の歯に隙間をつくる
・強い緊張を感じる環境を改善する、避ける
・マウスピースのようなプラスチックなどの補助器具を歯列にかぶせ、顎関節の負担を軽くする
・マッサージ、ホットパック、低周波治療、鎮痛を目的としたレーザー照射などの物理療法や、ストレッチ
・下顎可動化訓練、筋力増強訓練などの運動療法を用いる場合もあります。
日常生活における癖や習慣を改め、行動を見直すことが顎関節症の予防につながります。