お久しぶりです。看護助手の岩井です。私事ですが、先月、大腸にあるポリープを切除する為に職場を休ませて頂く事になりました。短期滞在手術で視鏡的大腸ポリープ.粘膜切除術を施行しました。‼️今回は、大腸ポリープの事をのせたいと思います。大腸にできるポリープは胃でできるポリープ とは逆にほとんどが腫瘍性のもので、小さいもののほとんどは「腺腫」と呼ばれる腫瘍です。大腸の「腺腫」は段々『悪性』の腫瘍、いわゆる「がん」になるという説(adenoma-carcinoma sequenceと言います)があり、大きくなるにつれ「腺腫」の成分が無くなっていき、全体が「がん」に置き換わると言われています。大きなものはがんの成分が含まれることが多くなります。また稀に小さくても「がん」の成分を含むもの、最初から「がん」として発生するもの(de novo癌と言います)もあります。
いずれにせよ大腸のポリープのほとんどが治療の対象で、「腺腫」は内視鏡で切除可能です。「がん」でもごく初期内視鏡で切除可能ですが、なかには、リンパ節に転移するものがあり、その場合には外科的に切除が必要になります。また上に述べたように「腺腫」から「がん」になっていきますので「腺腫」だと思って内視鏡で切除した病変をくわしく調べた結果、外科的に追加切除が必要になることもあります。大腸に100個以上の「腺腫」ができる病気もあります。病名を家族性大腸腺腫症といい、名前の通り大部分が家族の中でも同じ病気の方がいる遺伝性の病気です。この病気の方は15歳で約60%、35歳でほぼ100%の確率で大腸にたくさんの「腺腫」(ポリポーシスと言います)ができ、「がん」ができる確率は40歳で約50%、60歳でほぼ100%と言われています。ご家族に該当される方がいらっしゃる場合には是非医師にご相談下さい。まだまだ寒い冬場は続きますが、皆さん健康管理に気を付けてコロナにならないように。