結局 | EK&

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回復系呪文なんでもいいからかけてください。

結局、

「ドライブ・アングリー」は
カーチェイスというよりはカースタントで、
車で暴れるっていうよりは、銃で暴れるオカルト話であった。

スカッとせず、もやっとしたwww

ただ、思いもよらずウィリアム・フィクナーが出てきて
そこだけはテンションあがりますた。

いつも一癖ある役ばかりだけど、
この役も彼だからよかったと思うシーンが多かった。
瞬間的な、呼吸一つ。それだけでも「うわあ、すてき、、、」となった。

計算し尽くされた崇高な芸術品のような表情に息を飲んだり逆に吐いたり止まったり。

異様に好きだ。
ウィリアム・フィクナー。

現実離れした脚本だったんで、直後に「蟹工船」なんか観ようって思えずに、
何に手をだしたかというと「アイ・スパイ」。
エディー・マーフィーとオーウェン・ウィルソンに逃げた。

でも、何度かみたやつだから、作業をしつつ流し見で終わった。

で、やっぱり「蟹工船」に手が出ず、前から一度はみようと思っていた「ソラニン」をみた。
もともとはAKGの「ソラニン」から、その興味が映画の「ソラニン」に波及した形。

へー、作詞、あさだいにおなんだ?
へー、映画になってるんだ?
へー。

流れを書けばこうだった。


自分は他人じゃないから、人様の本当のことはわからない。
でも、みんながみんな、持て余した経験があるような若い葛藤が
息が詰まるほど、のたうち回りたいほどものっそい描かれていた。

あさだいにおせんせーの話は一個も読んだことがない。
ぷんぷんの書評を、つい最近、目の前にいたハル子とニッシーが
ビール片手に話しているのを黙って聞いていたが、

ハル子「ぷんぷんよんだ?」
ニッシー「よみました」
ハル子「ぷんぷんもくらいよねー」
ニッシー「くらいですね」
ハル子「くらいくらい」
ニッシー「くら~い」

こんな感じで、くらいばっかりだったので、
おおよそ、映画にもよくあさだいにお風情が出ていたんだろうなと想像する。
でも、今回みた3本のうち、一番、視聴後がさっぱりしてた。

くらかろうが評価が高いからこその知名度。
ハル子が何作か持っているんで、今度、その気になったら読んでみる。

とかいって、読まなかった本がいつのまにかたくさんになってしまった。


結局、そうなのね。

結局、そのときがすべてだから。

刹那を生きるとかいうけどさ、生きてるすべてが知ってか知らずかそれだよね。
おれはちがう!って思うなら、きっと思った分だけ本当なんだろうけれど。

結局、自分は他人ではないから、それっぽいどまり。