クリスマスイブの夜は、知り合いの牧師が居る教会で「イエス降誕のミュージカル」を鑑賞するのが恒例の行事(?)でした。ミュージカルが終わっても未だ19時頃だったので、、「終われば、送って行けばいいか」と、彼女を誘いました。二つ返事で「参加鑑賞する」と言うことだったので、当日は感銘を受けて二人帰途
についたのですが、僅かして「しげお、私、今日お前の部屋に泊めて呉れる」と言い出したので、「まずいなああ、何の用意も出来てないからなああ......」等と思い乍ら、狭く書籍だらけの何の面白みもない部屋へ来ても横になることはもとより座って落ち着くエリアも無いので、婉曲に「ひろ子、招待はしたいんだけれど今日は難だと思うよ」どうしてと、聞くので思っていることを告げると「いいの狭くても、女座りのアシコ座りが出来ればソレでいいの」「だけど座った侭寝ることになるかも知れないよ」と、言ったのはもお「仕方ないかなああ」と思っていたのだろうか、部屋への道をクリスマスに纏わることに話題を変えて歩を進めた。
「しげお、私が寄るのは迷惑」黒目勝ちな目を、尚黒くし乍ら今にも泣き出しそうな面持ちで尋ねて来たので、ソンナことはないよ、あまり乗り気でなかったのは、「姫のお前が居られるかなああ」と、思ったからだよ他意はないよ。「そお、よかった。おまえに嫌われたのかと思って。じゃあ、ココでチュウして」「じゃあネ、お目目つむってごらん」「こお、ぉ」ソレでいいよ、と言って僕は、薄紅いルージュの唇に幸せを重ねた。

もお昔と呼ばれるくらいの時を遡っての「クリスマスイブの夜」ことでした。再び同じ夜を迎えるのに二十年を越える時が必要でした。
お付き合い有り難うございました。遅いクリスマスイブの想い出ですが、あなた様に素敵な幸せがあります様に。
では亦。vo(^-^)ov

