かりぐらC -43ページ目

旅立ちにけり

病床にありながら、死にかけたことと入院の不自由な毎日が堪えてモノの受け取り方が
以前と変わりました。
その中でも歌を聴いたりしたり、何かを読んだりしても以前はあまり伝わってこなかったモノも感じられるように
なりました。その中でも特に感じ入ったものの一部を↓に

■道尾秀介著 絵本【緑色のうさぎの話】から
          「おもいで」
     おもいでは ぼくの なくした
            すべてのもの
     だってもう  みることも  きくこともできない
     このよで   いちばん   としをとったものが
             じぶんなら   
    ぼくを   みつけて     くれても  いいのに。




小すばで初めてこの絵本を見て救われない悲しい話とあいまってこれを始めて読んだ時は泣いてしまいました。
というのも二行目の「おもいではぼくのなくしたすべてのもの」という下りがグッときました。
自分に置き換えると手足を失い思い出に存在する全ての行えた出来事がもう何もできないので、くるものがあり
失ってしまったんだなという想いで悲しかったです。

■面影ラッキーホール   「私が車椅子になっても」


愛している?愛してるよね?ダーリン できなくなっても 離れないで離れないでねダーリン
車椅子になっても 病める時も一緒だよって 神に誓ったよね?
夜の国道 雨の歩道 スピード超過の大型トラックは 俺のハニーのボディーを跳ね上げた
駆けつけた市立病院 手術を終えた初老の外科医師は 下半身の麻痺を俺に打ち明けた
医師・・ あの・その・・ 確認したいのは・・・ 正直なところ 性生活は可能ですか・・?

愛している?愛してるよね?ダーリン できなくなっても 離れないで離れないでねダーリン
車椅子になっても 病める時も一緒だよって 神に誓ったよね?

笑顔も無く 会話も無く 出口の見えないリハビリの日々は
俺とハニーのエタニティー掻き消した
辿り着いた法律事務所 事情を聞いたやり手の弁護士は
一つの筋書きを俺に打ち明けた

弁護士・・ あの・その・・ 確認したいのは・・・
慰謝料無しで 離婚は可能ですか・・?

愛している?愛してるよね?ダーリン できなくなっても
離れないで離れないでねダーリン 車椅子になっても
病める時も一緒だよって 神に誓ったよね?

これも小すばの対談記事でこの曲を知って退院した後にすぐ買い求めました。
男性・女性どちらの視点でも圧倒的に悲しい物語に涙しました。
それと自分も車椅子必須になってしまったので女性側の辛い現実に感情移入してしまい
病床で号泣してしました。
しかし、私の場合は手足の麻痺でしたので息子は元気です!!、固さや長さ持久力は以前と変わらず(笑)
ただ立位が厳しいかなぁという事はあります・・・。



石化する、いいえ麻痺です

危篤を何度か乗り越え多分朝方目覚めた時に絶望したのが左腕・左足・
左手がまったく動かなくなっていた事でした、30数年間いついかなる時 も付き従って動いてくれた大事な腕と手と足がまったく動かなくなりさらに知覚する事もできなくなり、どこに腕があるのか解らなくな り、腕が肩から四本付いている感覚もあったりして嫌でした(正常な腕に、動かない腕が三本の感じ)。一番辛く悲しかったの が、視界に入ってもそれが自分の腕と認識できなくなった事でした、さらにこれからは今までのように歩いて何かするとかできないと思う と辛く悲しかったです、さらにこの手足の動かない体で残りの人生を生きなければならないと思うと辛くて辛くてどうしようもありませんでした。足・腕を動かす事と左手指も動かなくなりその現実を受け入れ納得し立ち直るまでは結構時間がかかりました。さらに 幻肢痛を体験しました。
映画やドラマ、ドキュメンタリーやアニメ何かにたまに出てくるのでどんな感じかと思っていましたが、私が体験した幻肢痛は 麻痺した左の腕に点滴の針が入っているような痛みでした。しかし、実際痛みが発生すると我慢するしかないので何か厄介で、想 像してたより不思議な感じがして痛みが止まるまで我慢しました。でも。。。入院生活が長くなると手腕があくびをした時の反射で動くぐ らいでしか手が動かないで、だんだんこの動かない左腕が嫌になり本気で切り落とそうかと夜も眠れないほど悩みました。し かし手のリハビリをして何と無くだけど筋肉に力を入れると少しだけ動いてくれてからは、そういった事を考えなくなり
少ししか動かない腕だけど自分の大事な腕なので愛しくなりました
かりぐらしのバテチィ

海を見に

今日は天気も良かったので自宅から車で15分ほど行った所にある浜辺に行ってきました。1日中ネトゲ三昧もわるくないが体には良くないので海を見に気分転換とリハビリ
土曜日という事もあり、浜辺で潮干狩り!?をする家族やサーファーなどのそこそこな人手がありました。

かりぐらしのバテチィ

かりぐらしのバテチィ
私はもう波打ち際まで歩いてはいけないので駐車場内で杖をつき歩くリハビリをしていました。
その後に近くにある展望デッキに行き、そこの柵に寄り掛かりながらぼーと海を眺め潮の音に耳を傾けていました。海をみてたまに己の体を省みるとちょっと感傷的になってしまいました。
浜辺を見ながら、もう歩いて波打ち際までいけないし泳ぐ事も叶わないかと思うとちょと淋しく切なくなりました。
しかし考えても始まらないので考えるのを止めました。