2、3日前、子どもたちと食後にのんびりしていたとき、ふとした流れで「寝る前に泣くことがある」と打ち明けてきた。理由を聞くと、保育園で新しいおもちゃをめぐって友だちともめたらしく、普段は穏やかな子が怒ったことがショックだったみたい。子ども同士のことだし、仲直りもできているようだから問題はないけれど、思っていたより繊細なんだなと感じた。
寝るときはベッドを2つ並べて、壁側に上の子、その隣に下の子、そして私という並びで寝ている。これまでにも、もしかして泣いているのかなと思ったことが何度かあったけれど、距離があってはっきり分からず、すぐ寝息が聞こえるから鼻づまりかな程度に思っていた。でも実際は泣いていたと分かって、気づいてあげられなかったことを少し申し訳なく思った。
普段は元気いっぱいなのに、そんなふうに一人で抱えていたのかと思うと気になって、先生に友だち関係について聞いてみた。特に問題はないようで、クラスは女の子が多く気の強い子も多いらしいけれど、その中で楽しく過ごせているとのこと。少し安心した。
そういえば、自分も子どもの頃、布団の中でこっそり泣いたことがあった。たぶん小学生の頃で、母が気づいて声をかけてくれたけれど、理由は言えなかった。今でも覚えているその理由は、「どうしてうちはお金がないんだろう」というものだった。そんなことを言ったら母を悲しませると思って、言えなかったのだと思う。
当時は家で「お金がない」という言葉をよく聞いていて、それがすごく嫌だった。今振り返ると、ちゃんと生活はできていたし、そこまで困っていたわけではなかったと思うけれど、とにかくその言葉が印象に残っている。
だからこそ、今は子どもたちの前で「お金がない」とは言わないようにしている。余計な心配はさせたくないからだ。
以前、妹が保育園に通っていた頃、先生に「よく食べる子ですね」と言われたことがあったらしい。それを母はあまり良く受け取れなかったそうで、大人になってから理由を聞いたら、「ちゃんと食べさせていないと思われた気がして傷ついた」と話していた。少し考えすぎではと思いつつも、当時の状況ではそう感じてしまったのかもしれない。
お金はやっぱり、ないよりある方がいい。気持ちにも影響するものだと思う。今でも「遊びに来たら?」と誘ってもなかなか来ないのは、やはり金銭的な理由があるらしい。「お金がない」という状況は、やっぱりしんどいものだと感じる。