あさってはいよいよ生活発表会。

いっちのクラスではハンドベルの演目がある。

 

前にいっちが「いっちね、Jくんと2人で“レ”の音やるんだよ」と話していた。

その曲には低い“レ”と高い“レ”がどっちも出てくるんだけど、

高い“レ”はベルを鳴らすのがたった1回。

低い“レ”も3回しかないから多くはない。

 

「低いほう?高いほう?」って前に聞いたら、いっちはよく分かってなくて、

私は勝手に低い“レ”だと思い込んでいた。

でも今朝、実は高いほうだということが判明。

 

低い“レ”でも出番少なくて物足りないな〜なんて思ってたのに、

まさか1回だけの高い“レ”とは…!

 

クラスは25人くらいいるのに、

なんでいっちが“1回だけ枠”に当たるんだろう…ってちょっと思ってしまった。

 

ちなみに、1回しか鳴らさないのはこの高い“レ”だけ。

“ソ”なんて16回も出番があるのに!

 

いっちと一緒に高い“レ”を担当するJくんは知的障害があり、

いっちの話だと本番になると逃げちゃってベルができないみたい。

だから実質いっち1人で担当。

他の音は複数人いるのに…そりゃ気楽ではないよね。

 

どうにもモヤモヤしてしまって、先生に理由を聞くことにした。

 

「下手だからですか?」と恐る恐る聞いてみたら、

「全くそんなことはありません」ときっぱり。

 

むしろ出番が1回のほうが逆に難しいんですよ、と。

担任の先生ともう1人の先生で相談して、

いっちにお願いすることに決めたらしい。

「Jくんと同じ担当なんです」とのこと。

 

本当は「なんでいっちなんですか?」って一番聞きたかったけど、

そこはなんだか聞けなかった。

 

出番が少ない分、演目紹介の最初の挨拶はいっちが担当するらしい。

なんか上手く話をそらされたような気もしつつ…。

 

でも、本人はいろいろ気にする様子ゼロ。

ただただ「Jくん、逃げちゃうから、いっちひとりで鳴らさなきゃいけないんだよ〜!」って心配してるだけ。

 

「出番1回だけで寂しくない?」と聞いたら、

「うん」ってあっさり。1回でも満足らしい。

 

「いっちは、1回鳴らしたら、あとはピッて立って先生見てなきゃいけないんだよ!」って、むしろ張り切ってる。

 

がんばれ、いっち。母はほんと誇らしいよ。

 

子どもと親って、物事を考える方向が全然違うんだなって感じた。

全部親の価値観で判断しちゃダメなんだよね。

そう思いつつも、やっぱり悔しくて、

先生に「本人は全然気にしてないのでいいんですけど、

親としてはもう少しベルを鳴らす姿を見たかったので、ちょっと寂しいです…」って言ってしまった。

言いながら泣きそうになってしまった…。

 

なんか、私って自覚ないだけでモンスター気質あるのかな…?

これから小学校に上がったら、こういう場面もっと増えるんだろうか。

劇で端役だったら怒っちゃうタイプになったりして…?

大丈夫か、私!