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建設業社労士でゼロコスト採用コンサルタントの渡瀬です。

 

新入社員のタイプ

毎年、人事労務分野の情報機関である産労総合研究所はその年の「新入社員のタイプ」を発表しています。これは、企業の人事当者、大学のキャリアセンター担当者等から成る「新社会人の採用・育成研究会」が、「2022年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート」や採用・就職支援活動等を踏まえて今年の新入社員の特徴と育成のヒントをまとめて発表されています。そして2022年度の新入社員は「新感覚の二刀流タイプ」でした。

 

2023年は「可能性は∞(無限大) AIチャットボットタイプ」

そして2023年3月27日に今年の新入社員のタイプが発表されました。それが「可能性は∞(無限大)AIチャットボットタイプ」です。

新型コロナウイルス感染症の猛威のなか、大学生活のほとんどをオンラインのカリキュラムで過ごした今年の新入社員。インターンシップや就職活動もオンラインでの選考がごく自然に盛り込まれ、むしろ対面での機会を増やそうという流れの中で入社を迎えた彼らは、対面でのコミュニケーション不足から、こちらに特別意図のない発言やしぐさでも、ストレスに感じてしまうことがある。一方で、知らないことがあればその場でごく自然に検索を始めるデジタルネイティブ世代である彼らは、さまざまなツールを扱い答えを導き出すことにかけては、すでに高いスキルをもっている。

先輩社員は、彼らの未熟な面や不安をこれまで以上に汲み取りながらコミュニケーションを取ってほしい。AIチャットボットが適切なデータを取得することで進化していくように、彼らは適切なアドバイスを受けることで、想定を超える成果を発揮する可能性に満ちている。(産労総合研究所HPより抜粋)

 

余談ですが・・・

個人的感想になりますが、平成29年までは公益財団法人日本生産性本部が発表していたのですが、平成30年からは前述の産労総合研究所がそれを引き継ぎ発表しています。産労総合研究所になってから若干わかり難くなったような・・・。過去のタイプを簡単に紹介したいと思います。

2022年/新感覚の二刀流タイプ

2021年/仲間が恋しいソロキャンプタイプ

2020年/結果が出せる?! 厚底シューズタイプ

2019年/呼びかけ次第のAIスピーカータイプ

2018年/SNSを駆使するチームパシュートタイプ

(以下は公益財団法人日本生産性本部が発表)

2017年/キャラクター捕獲ゲーム型

2016年/ドローン型

2015年/消せるボールペン型

2014年/自動ブレーキ型

2013年/ロボット掃除機型

今も昔もその時代の流行を取り入れてはいるのですが、以前の方が端的に捉えていた気がするのは筆者だけでしょうか・・・。

 

2023年の新人研修感想

タイプ名には一旦目をつむり、説明内容を読んでいると非常に共感できる部分はあります。「知らないことがあればその場でごく自然に検索を始めるデジタルネイティブ世代である彼らは、さまざまなツールを扱い答えを導き出す」という内容はまさにその通りで、研修中に少し脱線して日本の借金額について話をしたところ、翌日に新入社員に呼び止められ「昨日の話ですが、ネットやニュースで確認しましたが本当にこれだけの借金があり、こんなことが議論されているんですね」と話しかけられました。ここ数年で脱線した雑談の話を調べて話しかけられる経験がなかったので「おっ、今年のタイプやね」と思ってしまいました

 

まとめ

毎年のことではありますが、このタイプは必ずしも正解というわけではありませんが、それでも説明を読むと納得させられる部分があります。一昨年、昨年と比較しても今年の新入社員は総じてレベルが高く感じますし、研修日報のコメントを読んでいても前向きな方が多いと思います。今年のキーポイントは「適切なアドバイスを受けることで、想定を超える成果を発揮する」タイプなので先輩や上司の助言にあると思います

 

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