TODAY'S
 
年に一度だけ訪れる取引先。その道中、少し足を延ばした先にある広場で、ベンチに腰掛けて食べる自家製お弁当。

まるで『孤独のグルメ』ならぬ『孤独のお弁当』のような時間が、私のひそかな楽しみです。

晴れた日、初めての街で食べるお弁当は、なぜこんなにも美味しく感じるのでしょう。知り合いもいなければ、話しかけてくる人もいない。

 

  ただ、心地よい風と遠くの子どもたちの笑い声。スマホも見ず、箸を進めるたびに自分の時間を取り戻していく感覚がします。


この「孤独ランチ」、実はメンタルにも良い影響があるといわれています。誰にも気を使わず、五感を開放して“食べる”という行為に集中することで、ストレス軽減やリフレッシュ効果が期待できるのだそうです。


  お弁当の中身は、前日の残り物でも十分。卵焼きにカニクリームコロッケ、そしてごま塩ふりかけに梅干し。手作りの温もりが、自分を優しく包み込みます。


最近では、こうした「一人時間」や「ソロ活」への関心が高まり、SNSでも#孤独ランチ や #お弁当のある日常 などのハッシュタグが人気です。


「わかります、この静けさが最高」「会社では味わえない自由ですね」など。


もしあなたも仕事の合間や出張先で時間ができたら、あえて誰もいない広場でランチをしてみてください。


  Abema「マイピックアップ」



お弁当を食べながら、自分のペースで深呼吸する。その時間こそ、忙しい大人にとっての最高の贅沢なのかもしれません。