
「姉さん、事件です!」
このセリフにピンとくるあなたは、90年代の名作ドラマ『HOTEL』を覚えている世代だろう。
高嶋政伸さん演じる熱血フロントマン・赤川一平が、次々と巻き起こるホテル内のトラブルを解決していく姿に心を打たれた人も多いはずだ。
実は私もその一人。ホテルに関心を持つようになったキッカケは、まさにこのドラマだった。
そんな赤川一平が、現代に蘇ったかのようなCMを見つけた。主役はもちろん高島政伸さん。
舞台は豪華なホテル──だが今回は、ホテルマンではなく「ホテル業務を丸ごと請け負う」アウトソーシング会社の顔として登場する。
ホテル業務を“丸投げ”?時代が変わればサービスも変わる
このCMが面白いのは、懐かしのドラマを思わせる構成とセリフの使い方。
思わず「姉さん、事件です!」と呟きたくなるような演出で、視聴者の記憶を鮮やかに蘇らせる。だが、内容はきわめて現代的だ。
人手不足、業務の多様化、サービス品質の維持──これらの課題に対応するため、ホテル業界では今、清掃や接客、管理業務の一部を専門会社にアウトソーシングする流れが加速している。
このような業務支援を行う企業が、高嶋政伸さんをCM起用したのは見事な戦略だ。
昭和・平成をつなぐドラマの象徴的人物が登場することで、年配世代には安心感を、若年層には“逆に新しい”印象を与える。
プロデュース力に脱帽
特筆すべきは、広告全体の演出力。まるで一つのミニドラマを観ているかのようなクオリティは、単なるCMを超えている。
プロデュースした広告センスには脱帽だ。かつての名作ドラマの世界観を上手に引用しながら、現代のサービスと巧みに融合させている。
まとめ:懐かしさと現代性の融合が心をつかむ
このCMを通じて、私は再びホテルという空間の奥深さに惹かれた。
そして、かつてのドラマが現代の課題解決にもつながるという事実に、時代のつながりを感じた。
「姉さん、事件です!」──あの名セリフは、今もなお私たちの心に残っている。そして今、新たな形でホテル業界を支えるヒーローたちがいる。



