TODAY'S
 
ハルク・ホーガンが亡くなった。まるで自分の一部が失われたような喪失感に包まれている。


彼は、私の子ども時代のヒーローだった。テレビの画面越しに、マッスルポーズを決めるホーガンを見て胸が高鳴り、「ハルカマニア」として彼の一挙手一投足に夢中になっていた。


  中でも忘れられないのが、得意技「アックスボンバー」からのフォール。


リングに倒れた相手に「ワン、ツー、スリー!」とカウントが入る瞬間、拳を握りしめて歓喜したものだ。


そして試合後に決める「イチバーン!」のポーズ。アメリカのスターが日本語で叫ぶこの一言が、たまらなくかっこよかった。


猪木との一戦は今でも鮮明に覚えている。日米のカリスマ同士の対決は、プロレス史に残る歴史的名勝負だった。派手な技だけではなく、「格闘技とは何か」「プロレスとは何か」を全身で語るような熱量が、画面越しにも伝わってきた。


  そして今──アントニオ猪木も、ハルク・ホーガンも、もうこの世にはいない。


昭和から令和を生きる私たちは、プロレス黄金期の偉大な2人を見送ることになった。


彼らがいたからこそ、今のマット界がある。だからこそ、ただ悲しみに沈むのではなく、彼らの残した功績を称え、これからのプロレス界がさらに発展することを願ってやまない。


  「ありがとう、ホーガン。ありがとう、猪木。」


リングの上でも、私たちの心の中でも、あなたたちは永遠に「イチバーン」だ。


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