引用:Amazonプライムビデオ参照を

Amazonプライム・ビデオで独占配信中のドラマ『笑ゥせぇるすまん』が話題を呼んでいる。
高校時代に原作マンガに夢中だった私にとって、この実写化はまさに“禁断の復活”だった。
喪黒福造(もぐろふくぞう)役を演じるのは、ロバートの秋山竜次。
第一報を聞いたときは「えっ、秋山が?」と正直驚いた。だが実際に観てみると…これが想像以上にハマり役なのだ。
あの不気味な笑い声、「ドーーーーン!」の決め台詞、そして弱さにつけこむ異様な説得力。
秋山の演技が、原作の喪黒福造に命を吹き込んでいる。おどけた笑顔の裏にある冷たい目。まさに“笑うセールスマン”の本質を体現していると言える。
さらに驚いたのは、原作が藤子不二雄Ⓐによるものだという事実。
あの『ドラえもん』を生んだ藤子不二雄の、まさかの“裏の顔”。「子どもに夢を、大人に絶望を」――そんな二面性が彼の作品の魅力なのかもしれない。
このドラマは、ただのブラックコメディではない。現代社会を生きる大人たち、特にストレスや孤独を抱える男性には刺さる要素が満載だ。
「誰かに救われたい」「ちょっとだけ羽を伸ばしたい」…そんな人間のスキを巧みに突いてくる喪黒福造の言葉は、どこか自分自身への警告のようにも思える。
「欲望に流されるとこうなるぞ」と。
「自分を見失ったら、最後は落ちるぞ」と。
このドラマを観ながら、ふと気づいた。『笑ゥせぇるすまん』は、ただ人を笑わせたり怖がらせたりするだけでなく、自分自身を見つめ直す鏡のような作品だったのだ。
Amazonプライムでの配信が話題になるのも納得。この作品はまさに「大人の寓話」。
ぜひ、かつてマンガを楽しんでいたすべての40代、50代の男性たちに観てほしい。
【Abemaピックアップ】
①【“闇”と“笑い”特集:藤子不二雄Ⓐ再評価】
②【秋山竜次特集×ドキュメンタリー企画】
③【“喪黒福造”コンテンツ】



