
復活ドラマが教えてくれること|GTO・踊る大捜査線・救命病棟24時を大人になって見る楽しみ
最近、**「GTO」「踊る大捜査線」「救命病棟24時」**など、かつて夢中になって見ていたドラマの復活や映画化が話題になると、うれしい気持ちになります。
特に感慨深いのは、学生時代に見ていた作品を、同じ演者が大人になった自分の前に再び届けてくれることです。
当時は何気なく見ていたドラマでも、20年、30年という時間が経つと、見え方が変わります。
「あの頃、自分は何を考えていたのだろう」
「このドラマを見ながら、どんな未来を想像していたのだろう」
そんなことを思い出します。
たとえば、学生時代に見ていた「GTO」を最近見返したときのことです。当時は、鬼塚英吉の型破りな行動や、生徒に正面から向き合う姿に夢中になっていました。
学校の先生が、こんなふうに生徒を守ってくれたら面白いのに、と単純に考えていたのです。
しかし、大人になった今では、鬼塚の行動だけでなく、周囲の先生や保護者が抱える悩みにも目が向くようになりました。
生徒を救いたいという気持ちがあっても、学校の決まりや立場があり、簡単には動けない人たちもいます。当時は気づかなかった大人側の苦労が見えてきたのです。
同じドラマを見ているのに、年齢や経験によって感じ方が変わる。そのことに気づき、自分も少しは成長したのだと思いました。
私はいわゆる「テレビっ子」でした。人気のドラマやバラエティー、スポーツ番組など、とにかくテレビをよく見ていました。
そのおかげで、いろいろな人間ドラマや社会の出来事に触れ、感受性は豊かになったと思います。
一方で、「その分、勉強はあまりしてこなかったな」と感じることもあります。
でも、人生は学校の勉強だけで決まるものではありません。
テレビから受け取った言葉や物語、人との出会い、笑いや感動が、今の自分の考え方につながっている部分もあるのではないでしょうか。
そして現在、私はメディア関係の仕事に携わっています。
そう考えると、子どもの頃に夢中になっていたテレビと、今の自分の仕事がどこかでつながっているようにも感じます。
もちろん、それが良かったのか、別の道があったのかは分かりません。
ただ、テレビを見てきた自分自身の成長過程を、テレビ作品と重ねながら振り返ってみる。
そんな楽しみ方があってもいいのではないでしょうか。
昔のドラマを見ることは、単なる懐かしさだけではありません。
作品の中にいる登場人物たちが年齢を重ねるように、私たち自身も人生を重ねてきました。
だからこそ、復活ドラマを見ると、画面の中だけではなく、自分自身の過去と現在も同時に見えてくるのです。
そして、その先に「これから自分は何をしたいのか」「どんな人生を歩みたいのか」という答えが、少しずつ見えてくるのかもしれません。
昔のテレビを懐かしむことは、過去に戻ることではない。
これまでの自分を振り返り、これからの自分を考えるきっかけにすること。
それが、大人になった今だからこそできる「復活ドラマ」の楽しみ方なのだと思います。