TODAY'S
 
あなたは観ましたか?


2026年4月12日、プロレスリング・ノア名古屋大会を「ABEMA」の生配信で観戦した。


注目はGHCタッグ王者、内藤哲也&BUSHI組が、OZAWA&政岡純と激突した一戦だ。




  プロレスの醍醐味は、ゴング前から始まっている。特に内藤哲也の入場は別格だ。


制御不能なカリスマ性と独特の間、観客の期待を一身に背負いながらゆっくりとリングへ向かう姿は、それだけで“魅せ場”となる。華のあるレスラーとは何かを体現している存在だ。


しかし試合内容に関しては、正直に言えばやや消化不良感が残った。試合はOZAWAと内藤の絡みが多く、今後への布石としての意味合いは十分に感じられたものの、肝心の内藤の動きは少なく、爆発力に欠けた印象は否めない。


  観る者の期待値が高いがゆえに、わずかな物足りなさも強く残ってしまう。


フィニッシュは、BUSHIの代名詞ともいえるミスト攻撃がOZAWAに炸裂。その流れから内藤哲也が丸め込み、ピンフォール勝ちを収めた。


連携の妙は光ったが、“内藤で勝った”というより“流れで決まった”印象が強い結末だった。


  試合後、状況は大きく動く。OZAWAが5月2日の両国大会でのシングルマッチを要求。


これに対し内藤が、「トランキーロ、焦んなよ」とは言わずに受諾し、注目の一騎打ちの流れがほぼ決定した。この流れは、明らかに今回の試合が“序章”であることを示している。


一方で気になったのは会場の空席だ。後方席や2階席には空きが目立ち、かつての熱狂を知る者としては寂しさを感じざるを得ない。


「内藤哲也を観たい」という動機だけでは動員が難しくなっている現実があるのかもしれない。プロレス界全体の課題とも言えるだろう。


  それでも、5.2両国大会、そしてそれに続く流れには大きな期待がかかる。勝敗予想としてはOZAWA優勢は揺るがない。


しかし重要なのは結果ではない。内藤哲也がどんな“魅せ場”を創り出すのか——そこにすべてが懸かっている。


再び無料生配信で「ABEMA」でその瞬間を見届けたい。プロレスは筋書きのあるドラマではない。だからこそ、我々はリングに“奇跡”を求め続けるのだ。


  いまのマット界は内藤哲也とOZAWAが中心で回っている!