TODAY'S
 
読んでいない作品がまだあるではないか。



私はこれまで、ガリレオシリーズ、加賀恭一郎シリーズは“鉄板”だと思い込み、ほぼ読破。映像化作品もすべて観た。




特に湯川学の合理性と情熱の同居、そして加賀恭一郎の静かな優しさと洞察力には、何度も心を震わせられた。

  「こんな大人になりたい」と思った読者は、きっと私だけではないはずだ。


映像化でその魅力を決定づけたのが、福山雅治と阿部寛。福山さんの知的で色気ある佇まいは湯川そのものだったし、阿部さんの重厚で人間味あふれる演技は加賀の孤独と覚悟を完璧に体現していた。


東野作品との出会いが、彼らの代表作を生み、人気を不動のものにしたのは間違いない。


そしてガイド本で最も胸に刺さったのが、東野圭吾さんが「人生で大切にしている3つのものは、家族・時間・遊び」と語っていたことだ。



ミステリーの巨匠が“遊び”を挙げる。この余白こそが、あれほど人間味あふれる物語を生み出す源泉なのだろう。


東野作品に共通するのは、「大切な人を守る」という強い意志だ。理屈を超えて、誰かの人生に寄り添い、静かに戦う姿。私は52歳になった今だからこそ、そのテーマが胸に沁みる。


  派手な成功よりも、目の前の家族を守ること。時間を大切にし、遊び心を忘れず、コツコツと信頼を積み上げること。


東野圭吾は、ただのミステリー作家ではない。人生の指針を物語に託す作家だ。まだ読んでいない一冊がある。それは、まだ伸びしろがあるということ。


あなたは、次にどの東野作品を手に取りますか?


Amazonプライム・ビデオで映像化している映画やドラマも多数あります。覗いてみるのもいいですよ。