竹下幸之介を知っていますか？
世界基準レスラーの逆輸入的快挙
2025年の新日本プロレス「G1クライマックス」は、歴史的瞬間を迎えました。竹下幸之介が2度目の出場にして初優勝を飾ったのです。決勝戦の相手はEVIL。
おなじみの反則攻撃に苦しめられたものの、竹下はひるまず真正面から立ち向かい、最後は持ち味であるクリーンファイトで堂々と勝利を収めました。
竹下の最大の武器は、正攻法を貫く姿勢と世界基準のレスリングです。
彼はアメリカ・AEWを主戦場に、ケニー・オメガやクリスジェリコら世界的スターたちと激闘を重ねてきました。その経験が今回のG1で花開いたといえるでしょう。
新日本にとってはまさに「逆輸入スター」の成功物語であり、団体の国際的価値をさらに高める結果となりました。
私自身、アントニオ猪木の闘魂や長州力の維新軍、棚橋弘至の復興時代、内藤哲也のカリスマ性、オカダ・カズチカの黄金期といった歴史をリアルタイムで見てきました。
その中で竹下が成し遂げた初優勝は、次世代にとって大きな意味を持つ出来事だと感じます。
特に印象的だったのは、「反則で勝ちを狙うEVIL」と「正攻法で打ち破る竹下」という分かりやすい構図。
まさに“悪を打ち砕く新時代の象徴”としての役割を果たしました。プロレスは勝敗だけでなく、物語で人を惹きつけるスポーツです。
その点で今回の決勝戦は、竹下が新日本の未来を担う存在であることを強烈に印象づけた試合だったといえるでしょう。
2025年のG1は、竹下幸之介の時代の幕開けを告げました。
今後はIWGPのベルトに挑戦する姿が見たいですし、AEWと国内では新日本とDDTをまたぐ存在として、世界中のファンを巻き込むスターへと成長していく可能性を秘めています。
クリーンファイトで世界を魅了するその戦いぶりに、これからも期待が高まります。
世界を股にかけて活躍しているその動向にコレからも注目がさらに集まること間違いなしです。
しかし、世間にどれだけ届いているのでしょうか？地上波で放送されていない現在不透明感は否めません。
ウルフ・アローン選手の来年2026.1.4の地上波放送は注目度を物語っています。
アントニオ猪木が選手だけではなく、対世間と常に闘ってきた歴史から学んでいく必要があります。
