
「運動したら?」「何か趣味を持ったら?」
——休みの日になると、妻がそんなふうに言ってくる。
いやいや、僕にだってちゃんと趣味はある。毎日同じように過ごしているように見えるかもしれないけど、実は結構“好き”に囲まれて生きている。
例えば、朝の通勤前。雨の日以外は会社まで歩くのが、僕の小さな日課だ。
季節の移ろいや街の風景を感じながら歩くのは、立派な“運動”であり、“気分転換”にもなる。
そして、プロ野球観戦。今はスマホでハイライトも見られるし、昔から好きなプロレスだって動画配信で楽しめる。
読書は東野圭吾作品が定番で、展開を読むスリルがたまらない。
夜は福山雅治さんのドラマやライブ映像を観て癒され、週末には『孤独のグルメ』を観ながらのんびり晩酌するのが密かな楽しみ。
それだけじゃない。
気の合う人とランチをする時間や、たまに昔の友人たちと集まって飲みに行くのも、僕にとっては大切な趣味のひとつだ。
派手ではないけれど、心が満たされる瞬間ばかり。
そして何より、休日は子どもと公園で遊んだり、家族でショッピングモールに出かけたりする。
この時間こそ、僕の“最高の趣味”だと思っている。
「それって趣味なの?」と思われるかもしれない。
でも、趣味とは誰かに自慢するものじゃなく、自分が好きで続けられること。
それが“自分らしい”生き方につながるなら、堂々と趣味と呼べる。
僕にとっての毎日は、仕事も、趣味も、家族も全部つながっている。
それを支えるのが、朝の通勤散歩であり、小さな“好き”の積み重ねだ。
みなさんも気の向くままに生きてみてください。きっと輝く未来が待っています。

