最近、めっきりブログ更新度が低下しているキムニィです。
決してサボってる訳じゃありません、忙しいのです、ご理解下さいませ m(_ _)m
さて、今回は少し重い内容で、救急要請された心肺停止の傷病者に対し、家族が救命処置を望まないってお話です。
ん、なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが、現実に起こり得るもので、決して珍しくないのです。
例を挙げてみましょう(仮想例)
①95歳女性、寝たきり、認知症、ベッドで息をしていないのを家族が発見
②85歳男性、肺癌の末期、自宅に一時帰宅中に心肺停止となった
③100歳女性、長寿にも関わらず健康であったが、朝、起きてこないので見に行くと心肺停止となっていた
この場合、家族が積極的な救命処置を望まないケースが多く見られますが(逆を言えば、助けてという時もある)、救急隊の対応は原則として家族の意向に沿います。
専門用語でDNAR(かつてはDNRと呼ばれていた)と呼ばれ、判りやすく言うと蘇生処置拒否と解されます。本来、書面で本人のDNARの意思表示があるのを確認すべきですが、家族から口頭による申し出でも、積極的蘇生は行わないのが実情です。
DNARは法律も絡み、詳しく話すと長くなるので略しますが、前例の傷病者は何故、家族が蘇生処置を拒否するかは皆さんの想像どおり。ただ、救急隊は要請されたからには、何も行わず死亡確認のための搬送は業務でないので(消防法にある救命業務)、形式的でも心肺蘇生法を行い搬送すると言った、全くもって非現実的な対応を行わざるを得ないのです。
そもそも蘇生を希望しないのなら、何故救急車を呼ぶのか?この一言に尽きるかもしれません…が、どんな理由であれ、要請された救急隊は法的に死亡診断(社会死を除く)をする事ができないため、大原則として搬送の形をとる訳です。
今回は蘇生拒否の救急要請時には、形式的な心肺蘇生法(肋骨が折れると可哀想だから、軽く押してあげる…など)を行い病院搬送するってお話でした。
では、また(^^)/~~~
