パソコンの動作と同じで、疲労によりキムニィはかなり重く、ブログアップの頻度が極端に遅くなっている今日このごろ…


体内のアルコール洗浄にて、日々のモチベーションを保つ毎日(苦笑)



さて、今回の話題は救急車内でのカメラ(動画)撮影について。どーゆー事かと言いますと、搬送対象となる傷病者が自身を撮影し「オラオラ〜、今、オレ、救急車で運ばれてるぞ〜」ってアピールすること。それをSNSにアップしたり、友人知人に送ったりする訳ですね。


これらの行為、携帯スマホのない昔は皆無でした。が、今や簡単に動画が撮れ、それを巷に流せることから、ノリノリでやる方がいるのです。


このような行為をするのは、ほぼほぼイキの良い若者がメインであるのは言うまでもありません。


そして、少し前にこんなニュースが…


搬送中の撮影は許されるか?結論から言えばYESです。法的には特に問題なく許されます。救急隊員を撮影したとなれば、少々話は変わってきますが、自分自身を撮影しているだけであれば、この行為を止める法的根拠はないのです。



救急車内での撮影について、Xにある投稿があったのでご紹介 ← ゴメンなさい、許可なく転用…アウトなら削除しますが悪意悪用ではないので何とぞお許し下さい…


で、その内容は下記のとおり、埼玉県川口市の消防では撮影禁止のステッカーが貼られてるというお話です。これを見た瞬間、思わず吹き出しちゃいました(笑)


同業者としては当然の思いですが、さすがにステッカーを貼るまでは…と。


僕んとこの消防でも傷病者が自身を撮影するケースは稀にあります。ただ、ステッカー貼付は過剰反応のような気がしないでもありません。これってモラルの問題で、社会常識の話…これが本音かな(笑)

と言うより、そこまで日常茶飯事の事態じゃないし…(笑)(笑)(笑)


参考までに僕が体験した実例。つい二週間ほど前、中心市街地の飲食店のビル階段で、30歳前後の男性が酔って転んで頭を負傷する事故がありました。傷口を縫うケガですが、一緒にいた数名の仲間共々かなりのハイテンションで「動画撮ってくれ、おーし、イェー!」など、完全にイッチャってました。パッと見は皆、タトゥーが入るなど、いわゆるDQN色の漂う面々でしたが、救急隊の処置には素直に従うなど、目立った妨害行為もなかったため、まぁ、黙認ですね。下手に注意叱責などしたがためにトラブルのも嫌だしね。

これらの行為、救命士にもそれぞれ思いや考えもあるでしょう。でも、救急隊の役割はあくまで傷病者に対する救急救命処置であって、社会常識を知らしめることではありません。こちらの活動に支障がないのであれば、上手くやり過ごすのが大人の対応かと、僕は思います。現場に駆けつけた警察官も同じでしたよ。

因みに、僕の知る範囲では妨害暴力行為がない限り、目くじら立てて「救急車内で自撮りしやがった」など、怒りまくる救急隊員は見た事がありません。帰署途上の救急車内で「ったく、写真なんか撮りやがって…」と、呆れ半分で愚痴(笑い話)を言う程度ですね。


まとめになりますが、一部の隊員を除き、ニュースで取り上げられるほど、現場サイドに憤りはないって事です。だからと言って世間常識のある皆さんは、救急車内での自撮りはお辞め下さいね、では、また (@^^)/~~~