今回は恒例の消防あるある…と、いうより、救急あるあるのお話です。

 

消防署の車庫に陣取る我らが救急車。因みに韓国語では救急車をククッチャと言うんですよ、何となく響きが似てるでしょ。消防官はソバンガン、救急隊員はクグッティオン…韓国語と日本語は基本的に文法が一緒なので、記憶力に自信のある人はバイリンガルになれます、日本語と韓国語のね(笑)
 
実は僕、チャキチャキの日本人ですが一時期韓国にハマりまして、10回近くは訪韓してます。韓国語は独学で勉強(韓国人の友達からも教わった)、超簡単な日常会話は話せたんですよ ← 過去形(笑)

但し15年以上、韓国に行ってないので忘れました。ハマった理由?近いし、物価安いし(昔はそうでした)、何より食物が旨い、それと…これ以上は秘密(笑)(笑)(笑)
 
 
お〜っと脱線し過ぎ、話を戻します。
 
昨日は10件の救急出動に対応しましたが、出動指令とともにダッシュで救急車に飛び乗り「救急中央1、出動開局どうぞ」と無線を送り、颯爽と出動…したはずが…ガツン!大きな衝撃を受け、救急車が動かない。

一秒でも早く現場に到着しようとスタートしたにも関わらず、発進できない…
 
これは緊急事態やぞ。
 
 
エンジンブロー(壊れた)?
 
犬、猫でも惹いてしまった?
 
まさかのパンク?
 
それとも霊に取り憑かれた???
 
様々な要因が頭をよぎったが、その原因は…
 
 
コレなんです↓↓↓
 
消防車両は安全管理の面で、車庫内や出向時、車輪止めをかけるのですが、救急出動のとき、稀に車輪止めを外し忘れることがあったりします。もちろん、絶対に忘れない精密機械の様な隊長もいますが、僕の場合、年に数回、コレやっちゃいます。救急隊をやっていれば、この経験、必ずやってます。
 
コレ、何よりカッコ悪いんですよね、赤色灯を点灯しサイレン吹鳴と共に発進するはずが、ガツン!と、結構な衝撃を受け前へ進めない…救急活動スタートの段階でズッコケル訳ですから、少々萎えます(苦笑)
 
後の救急活動に支障はないものの、ちょっと凹みますね、因みに消防署って一般の人が道路越しに消防車を見学したりする光景は日常茶飯事ですが、その時にコレやったら超カッコ悪いですからね…
 
母親と一緒に遠巻きに見学していた母子がいたとしましょう。

母「ホラ○○ちゃん見てごらん、救急車が出動するわよ…」
子「ママ~、救急車止まっちゃたよ…」
母「…」

 
不思議と消防車は車輪止めを外し忘れるってあまり聞かないんですよね、ナゼでしょう…わからん。まぁ、出動の頻度が圧倒的に違いますけどね。


では気合を入れて、車輪止めトラブルを起こさぬよう、集中集中!また次回!
 
 
 
※オマケ、キムニィの優しい韓国語講座

チョ ヌン イルボノ ソバンガン イムニダ
(私) (は)  (日本の)  (消防士)       (です)