昨日は久しぶりの指揮隊(大隊長)に…

 

消防アルアルで「変わった人が乗ると、あるから…」← お判りと思いますが、普段、救急隊の人間が指揮隊(大隊長)に乗ったりすると、大きな災害に出くわすと言うジンクス。

 

実際、これまでもパッカー車(ゴミ収集車)に作業員が巻き込まれ、救出困難で現場にドクターを要請する救助事案や爆発を伴う炎上火災、最たるは鎮火まで数日を要する工場火災などなど、何故か僕が大隊長の時に大災害に見舞われるのです。

 

例に漏れず、昨日もありました。

陽も落ちた時間の建物火災出動、中心市街地での普通火災です。市街地で四方に消火栓はあるし、ブロック火災なので消防戦術的には難しくないものの緊張感は伴います。結局、オープントースターで魚を焼いた際、一時的に炎と煙があがっただけで、火災扱いにはならず事なきを得たのでした。

 

ただ、指揮隊、高度救助隊を含む救助隊2隊、消防隊4隊(消防団の車両を除く)、救急隊1隊など消防車が駆けつけたため、一時辺りは騒然となりました。念のため野次馬さんのために「消防車が出動しましたが、火災ではありません、ご安心下さい…」と、マイクパフォーマンス(現場広報と言います)は忘れなかったキムニィでした。

 

とりあえず被害がなくて良かった、でもこのジンクス、いつまで続くのやら…

 

 

では、ここから本題、意外と短いです(笑)

 

ここ最近、建物火災、しかもボヤではなく激しく燃える建物火災が続いてまして、逃げ遅れにより亡くなる方が発生する火災も数件発生しています。うち一件は、一度避難されたにも関わらず燃え盛る家に戻り、煙にまかれ帰らぬ人となってしまったのです。詳しくは言えませんが、大事な物を取りに戻ったか、発見場所の状況から消火を試みようとしたのかのどちらかの様な気がします。丁度、僕が明け(勤務終了)で帰宅しようとした時に発生。はしご車を除き、全車出動となったため居残りになったのですが、帰署した隊員たちは皆、残念がってました、助かる命だったのに…

 

話はそれるけど、家庭用の消化器で消火できるのはあくまで初期消火レベル。天井に火が回ったら消化器での消火はほぼ不可能、まずは避難です。それに大切な物を取りに戻る…気持ちは判るけど、命より大事なものはありません。消防隊員(救急隊員)の思い、判って欲しいです…

 

これから厳しい寒さも予想されます、どうぞ火の取り扱いには十ニ分に注意されて下さい、ではまた(T_T)/~~~