火災の消火活動を主とする消防隊、交通事故で車に挟まれた人などを救出する救助隊、そして僕ら救命士の救急隊、これ以外にも梯子隊、指揮隊などなど、その地域の消防署の規模によって大なり小なり違いはありますが、これらの隊を主とし24時間365日勤務するのが消防署。
その消防の仕事と言えば、基本的には災害対応であり、デスクワークではありません。表現は不適切ですが肉体労働的要素の濃い業務と言えます。その結果『訓練が仕事』と言うほど、日頃の業務は訓練が主となるのです。
特にオレンジ色の救助服を着た救助隊などは、日頃より厳しい訓練を行っているため、訓練終了後にはインナーのシャツやオレンジ色の服は汗や汚れがスッゴーい状態になるのです。
さて、前ふりはこの辺にここから本題。
どの消防署にもほぼ洗濯機が設置されてます。そして夜になると、訓練を終えると汚れた衣類やタオルなどを洗う光景を見ることができます。え、家に持ち帰って洗わないの?と、質問されそうですが、訓練で汚れる衣類やタオルってかなりの量で、かつ、汚れのひどい時や衛生面から直ぐに洗濯する人が多いのです。もちろん、私物は洗えませんよ。洗剤も個人で準備する人が殆どで、職場に設置されている洗剤(職場に設置されているものは、低予算で購入しているのであまり使いたくないんです…因みに我が消防は伝統的に今どき粉石鹸=笑)を使用する人はごく僅かです。
僕の署には洗濯機は3台設置されています。
ここで凄いのがMADE IN JAPANの底力です。
消防署の洗濯機は、前述のとおり、使用頻度が非常に高く、言い換えるなら耐久テストを常時行っているようなもの。
毎日、17時以降はフル稼働状態で、洗濯機君は愚痴や弱音を吐く事なくエネルギッシュに動き続けてくれるのです。もちろん、救助隊に限らず消防隊とて通常の訓練や作業、災害出動後には汚れや汗、時には油などが付着する事もあります。我らが救急隊とて一緒で、これから夏にかけては出動ごとに大量の汗をかくことになります。清潔な服装を基本とする救急隊が、汗臭~い状態で現場に行く事はアウトである事から、洗濯を余儀なくされるのです。
僕も、初夏~初秋の時期はかなりマメに着替えを行います。特に真夏は一回の出動ごとに着替えるほど汗をかきます…靴下を洗濯する事もありますよ。因みに救急隊が着用している青いガウン、正式には感染防止衣って言うんですが、これは準防水タイプで、凄まじく暑いんです。つまり、ガウンの中はビッチョビチョになるんですねぇ ← 今のところ加齢臭はしません、多分(笑)
それにしても国産の洗濯機って凄いです…丈夫で長持ちニッポンブランド万歳です \(^_^)/
今回は裏話的な内容、あまり深いものではありませんでしたが、消防署の洗濯機ってのは物凄~く過酷な扱いを受けてるってお話でした。
追記)
でもね、少し残念なお知らせ…さすがにMADE IN JAPANと言えど、たま~にゃ壊れますよ、日本製だって無敵じゃありませんし、許してやって下さい、仕方ないっす(笑)
