岩盤保守への無自覚なすり寄りで減らした票 | ブラック・アングル あばれイッキュウさんのブログ
安部政権になってから保守の変質が甚だしい。いや、伝統ある保守から言わせると本当の保守ではない。そんな呟きが増えている。保守ではなく単なる右寄りの岩盤保守。それさえ確保できれば盤石と考えた安倍元総理。
一切の政策は国民というより岩盤保守に受ければそれでいい。選挙でも25%の保守支持があれば過半数を占めることが出来る。
事実、投票率は下がり、岩盤保守層以外の国民との分断は甚だしい。
自民党だけでなく、財界、学会、あらゆる団体が右寄り保守になった。
要するに強いものには巻かれろの考えだ。
驚いたことに本来中道であるべき連立与党の公明党支持者までもがこれにあたる。
岩盤保守層に向けた政策を全面支持、疑うことも立ち止まって考えることもなく、同調する様は自らの存在価値を放棄しているかの如く。
それどころか安倍自民への無自覚な熱狂振りに半ば呆れ、覚めていく会員も生まれ、得票率を下げる結果に。
それでも強いものに向け、反共を誇示し、一緒になって岩盤保守に嫌われぬよう振る舞う様は無様としか言い様がない。
離れて行く支持者に結党精神を強調しても、もはや遅きに失し、失って来たものは大き過ぎる。今やらねばならないことは、現状を見つめ、国民全体と真摯に向き合い、中道のあるべき立ち位置をもう一度確認することではないかと思う。
向いている方向が間違ってきたからに他ならない現実を自覚すべきだ。