すべては捉え方次第です。 | ブラック・アングル あばれイッキュウさんのブログ
【境涯が変われば世界が変わる】①

 その大難の極限ともいうべき、佐渡流罪の日々にあって、大聖人は悠然と「流人なれども喜悦はかりなし」(御書一三六〇㌻)と叫ばれた。まさに宇宙大の御境涯から、一切を見下ろしておられた。
 牧口初代会長も、「大聖人の佐渡の御苦しみをしのぶと何でもありません」と、獄中生活を耐えぬかれた。さらに、「心一つで地獄にも楽しみがあります」とも手紙に書かれている。当時の検閲で、削除された言葉です。
 生命の大境涯。ここに人間の極致があります。
 たった一輪の花でも、すさんだ空気を一変させる。大事なのは、自分の環境を、「少しでも変えていこう」「よくしていこう」という「心」であり「決意」です。いわんや、真剣な信心の「心」で戦った人の人生が、生き生きと変わらないはずはない。幸福に、裕福にならないはずは絶対にない。それが仏法の方程式です。
 「心一つで変わる」。それは、人生の不思議です。しかし、まぎれもない真実です。 
 「バラの木が棘をもっていることに腹を立つべきでない。むしろ、棘の木がバラの花をつけるのをよろこぶべきである」(ヒルティ編『心の糧』正木正訳、角川文庫)という言葉があります。見方一つで、こんなに変わる。明るく、美しく、広やかになる。

                    池田大作先生

  


 「法華経 方便品・寿量品講義」から