三代師匠の平和論を学ぶシリーズ】
[301]
日本が国連での
「核兵器法的禁止条約交渉入り」
決議に反対した。一見すると、
被爆国の日本がなぜ賛成しないの?
と思われる方も多いと思います。
日本は唯一の被爆国として
核なき世界を目指すことに
変わりはありません。
核兵器は廃絶すべきです。
「との投稿がありました。」
〈わたくし、“平和“ についての
師匠の書籍を再読し始めました。
順番は単行本の通りにします。
iPad のメモに残します。
もし、宜しかったらコピーどうぞ。〉
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《 創 価 の ル ネ サ ン ス 》
[池田名誉会長のスピーチから]
【34】
〈聖教新聞社〉
荘厳に
『アソカ大王・ガンジー・ネルー展』を
「ムトゥ・クマール・インド文化関係
評議会副長官らと会談 平4・9・19
※
《近代化の父・ネルー首相》
戸田第二代会長の「原水爆禁止宣言」の
一ヶ月後、日本で講演
「『水爆』に勝てるのは仏陀の
『慈悲』のみ」
〈感動広げたネルー首相来日〉
名誉会長
三十五年前の昭和三十二年(1957)10月
ネルー首相が来日されました。
十日間にわたる滞在中
広島をはじめ各地を訪問され
感動の輪を広げられた印象は
今なお鮮やかです。
当時、私は二十九歳。
戸田第二代会長とともに
インドの哲人指導者の来日を心から歓迎し
その行動、スピーチに注目しておりました。
恩師の逝去の前年でした。
ネルー首相は早稲田大学でのスピーチでは
世界の脅威であった「水爆」について
述べておられる。
「印度と日本のどちらにも豊富に
あるもののなかに(注=戦争へ至るのとは)
別の教えがあります。
それは印度から日本へ渡った偉大な教え
すなわち仏陀の教えであります。
私は宗教そのものの立場から
言っているのではありません。
むしろ、日本やその他の国々に広がった
平和と慈悲の福音というあ
意味で語っているのです。
今の時代に、水爆に対抗できるのは
水爆とは全く異なるもの以外に
道はありません。
より大きな爆弾では対抗できません。
それは、この慈悲の古い教えと呼ばれる
精神の爆弾を採り入れた
何ものかであります。(十月七日)
水爆に打ち勝つものは、
ただ「精神の爆弾」
仏陀の「爆弾」以外にないと。
ちょうど、その一カ月前(九月八日)
恩師は仏法者の立場から
「原水爆禁止宣言」を発表し
原水爆の「悪魔(サタン)の爪」を
もぎとれと世界に訴えました。
相前後しての、二人の
偉大な東洋の哲人の発言からは
妙なる“魂の共鳴“が聞こえてきます。
あれから三十五年
核兵器開発のむなしさは
“全人類の常識“として
定着しつつあります。
まさに人間の「一念」「精神の威力」は
一切を変えていく証左と信じます。