


江古田のさらに隣に小竹向原がある。
そこの小学校で毎年秋に、音楽祭、『小竹の森音楽祭』を開催している。
そこに、バンブーパパと称して、パパたちの合唱のコーナーが毎回あり、もう20数回歌っている。
毎回10数人足らずだが、プロによる指導のもと、本格的な、合唱である。
演目は毎回変わり、2曲程度を歌う。
こちらとしては、出身学校でもなく、子供を通わせているわけでもないが、12年前に、今は総区幹部だが、当時は支部長だった人の鶴の一声で参加することになった。
その方は、グロリアの責任者でグロリアを立ち上げ、命名し、先生からもお墨付きを頂いたほどの人なので、地域にも音楽で広宣流布したいとの心情があった。
当然、本番の3ヶ月前から毎週練習で、当日はタキシード姿での本格的なものだ。
初めての時は、『ベストフレンド』『スヲミ』だった。この頃は、ケーブルテレビも入り、何度も流れた。
スヲミは昨年、11.18記念の本幹の冒頭、グロリアが演奏し、かなり懐かしかった。
印象に残っている演目は他に、『you raise me up』『stand alone 坂の上の雲より』『雨に唱えば』などがあるが、雨に唱えばを歌ったときは、音楽祭丁度20周年で、なんと傘を使い、振り付けつきの合唱だった。しかも歌詞は英語で覚えるのに一苦労だった。
パパだけでなく、もとN響の指揮者率いる60人の楽団の演奏で、みんなで歌うコーナーもあったり、とにかく盛りだくさんだった。
もとから譜面を読めるわけではなく、初見で歌わなければならないときは、いつも隣の林野庁に勤務する同じパートの人の声を急いで耳で聞き取りタイムラグなく瞬時に発声する神業を演じていた。その人が転勤で出れなくなったのを機に、こちらも引退したのだが、改めて譜面の読める人、また書ける人、さらに言うと絶対音感を持っている人には頭が上がらない。
記念でYouTubeにも出そうという話になり、東日本大震災の励ましを込め、『TOHOKU の空へ』を作ってみんなで歌った。
その名前で検索すると出てくるが、林野庁の役人の隣で必死で歌う小生が出ている。
毎回、江古田を通って自転車で通っていた想い出が懐かしい。