8回も走ると、レース後の疲労感や身体の変化まで「いつも通り」になってきます。
今年も親指の爪は犠牲になり、レースから2週間以上経った今でも疲労は完全には抜けていません。それでも大きな故障ではなく、少しずついつもの距離を走れるまで回復してきました。
こうして毎年スタートラインに立ち、ゴールまでたどり着けることは決して当たり前ではありません。年齢を重ねても変わらず100kmを走り続けられていることには、本当に感謝しています。
今までとは少し違う感情
飛騨高山ウルトラ100kmは、自分にとって毎年の定点観測のような大会です。今年は一部コース変更がありましたが、基本的な流れはこれまでと大きく変わりません。
「この坂は歩こう。」
「ここのトイレは空いている。」
「このエイドでしっかり補給しよう。」
「ここまで来れば次は楽になる。」
苦しくなるポイントも、脚を温存する場所も、補給のタイミングも身体が覚えています。
初めて挑戦した頃のように「この先はどうなっているんだろう」なんて事も無く、経験を積んだことでレース運びは上手くなりましたが、その反面、未知へのワクワクは少しずつ薄れていたように感じました。
以前ほどの達成感がない
ゴールで市長とグータッチを交わし、「今年も無事終わったな」と思った一方で、以前のような大きな感動はありませんでした。
それは8回も走ってきた経験があるからこそなのでしょうが、ここ数年、ウルトラマラソンは飛騨高山だけを走っています。
そのため練習内容も完走するためには十分な練習ですが、振り返ると攻めるトレーニングではなく、守るトレーニングだったように思います。
以前は新しい大会へ挑戦するたびに、
「どんなコースなんだろう。」
「どんな準備をすればいいんだろう。」
そんなことを考えながら走る毎日がありましたが、未知の大会だからこそのワクワクが有った気がします。
そんなことを考えていた時、BOSSがサロマ湖100kmウルトラマラソンに初挑戦して素晴らしいタイムで完走。
レース後の不安や緊張、そして初めての100kmを走るワクワク感
その姿を見て、「そうだ、自分も昔はこんな気持ちだった」と思い出しました。
知らないコース。
初めての景色。
最後まで走り切れるか分からない不安。
だからこそゴールした時の喜びは何倍にもなる。
BOSSの挑戦は、忘れかけていた気持ちを思い出させてくれました。
マンネリは成長を止める
毎年変わらず走れることは幸せですし、自分の成長や衰えを確認できる大切な大会でもあります。
まだ走ったことのない大会も残っています。これからは飛騨高山を大切な定点観測として走り続けながら、全国各地のスタートラインに立ち、新しい景色を楽しみながら走り続けていきたいと思います。
諦めなければ夢は叶う。
全国フルマラソン以上完走制覇残り8県
全国フルマラソンサブ4制覇残り13県