おこもり消費でアマゾンプライムビデオの会員が凄く増えているそうで、全く風が吹いた先にいる桶屋だけが儲かる世の中なんだなぁ・・・と感じているエヂです。
昨夜はアマゾンプライムビデオで映画、冷たい熱帯魚を見ました。
昔似たような名前の歌をアイドルが歌っていたなぁ・・・って、あれは寂しい熱帯魚でしたね・・・。思い浮かぶ人も居るんじゃないでしょうか。
元々は何気なく見ていたYOUTUBEの宣伝で知った映画だったりして、分類分けするとホラーになるそうですが、実はホラーではありません。
スリラーですね。サイコパス側の心理描写が描かれる古谷実系ドラマといいましょうか・・・。
まぁ、すっごくブラックな映画なので18禁だったりします。
園子温という監督さんの作品だそうですが、私はこの監督さんの映画は初めて見ました。
元ネタとしては1993年に起こった事件、埼玉愛犬家連続殺人事件がベースになっているそうです。
吹越満さん演じる冴えない主人公がでんでんさん演じる一見いい人を装いながらも狂気を胸に秘めた熱帯魚屋の裏ビジネスに巻き込まれて気がついたら共犯として人殺しを手伝わされて・・・みたいなストーリーです。
吹越満さんが本当に冴えない、これといって何のとりえも無い小さな熱帯魚屋の店主を演じているのですが、神楽坂恵さん演じる再婚した奥さんがグラマーで綺麗過ぎて設定がおかしいw
物語より先になれ初めをやって欲しくなる程不自然です。絶対男が女に騙されているだろwって思える。
また、でんでんさん演じる狂気の男の妻を黒沢あすかさんが演じているのですが、こちらも必要以上にセクシーw
この2人の濡れ場が18禁の理由の30%を占めていると思われます。
そしてでんでんさん演じる村田幸雄のジャイアンっぷりが凄いw
もうリアルジャイアンです。実写版ドラえもんが作られるのであればジャイアンはこの人にお任せしたいですね。
グロシーン多数なので苦手な人は直視できないシーンが散見されます。これが18禁の理由のかなりの部分を占めていますね。
登場人物はSかMの二択で、あんまり普通の人が出てこないw
主人公の社本はMですが、最終的にはSに目覚め、社本の奥さん社本妙子はドM。
でんでん演じる悪徳熱帯魚屋店主村田はドSで黒沢あすかさん演じる村田の奥さん愛子はドSから最終的には実はドMだった事が解ります。
他にも多数登場人物は居ますが、物語の80%はこの4人で進行されるという非常にシンプルで限られた狭い空間の中で展開されます。
この狭く限られた空間の中で進行するグロくてエロくて暗い話がこの物語の何とも言えない閉塞感を生み出しているんだろうな・・・。
万人受けする映画ではありませんが、古谷実さんの漫画が好きな人には凄く面白いのでは・・・と思います。
私的には1回見たらもういいかな・・・って感じですかね。