京都市は岡崎という場所は、平安神宮があったり、蹴上のインクライン…南禅寺から永観堂…と、京都旅行をするには外せない場所なんだけど、この場所に大人気のうどん屋さんが2件隣り合わせに並んでいるのをご存じでしょうか?
どうもエヂです
向かって左側が「京うどん生蕎麦 」おかきた」さんで、右側が「山元麺蔵」さん
どちらのお店も大変な人気なんだけど、今回は「山元麺蔵」さんに行った時のやつです
アクセス
最寄り駅は京都市営地下鉄東西線の「蹴上」駅になりますが、駅から歩いて30分程は掛かるかと思います
まぁ、でも道すがら「蹴上トンネル」や「インクライン」や、岡崎通り側から行けば平安神宮の大鳥居も見えたりするので、雨さえ降らなければ退屈する道では無いかな…って思います
お店は岡崎通り沿いにあり、動物園を超えて左側に位置します
「山元麺蔵」さんの列と「京うどん蕎麦 おかきた」さんの列が出来ているので「山元麺蔵」さん側の列に並びましょう
店員さんが親切に教えてくれます
車で向かう場合、お店周辺の細い路地に入り混むと穴場の¥100円パークがいくつかあるので、そこに停めると良いかと思います
因みに「山元麺蔵」さんを超えて真っすぐ100メートル程行くと、デカ盛りオムライスやデカ盛り洋食で有名なグリル子宝さんがあって、こっちもおススメですよ!
先ずは電話予約合戦
「山元麺蔵」さんはお店前のうどんを求める行列が、暑い夏の中、冬の寒さの中、雨の中で並ぶ事に時間を費やさなくてもいいように…と、「事前電話予約制」になっています
毎日、朝9時から当日の予約を取ることが出来るので、朝9時になったら家族総出で電話を掛けまくって予約をゲットする必要があります
電話番号は2つあって、いずれも公式ホームページで公開されています
体感的にどちらが繋がりやすい…とかも無いので、とにかくリダイヤルし続ける…という根気のいる作業になります
100回~200回くらい掛ければ、そのうち電話が繋がり、今空いている時間を教えて貰えるので、後は予約して時間通りにお店の前の電信柱に並べばOk!
開店同時入店の予約は3日前から同じく電話で出来るようですが、アタシはしたことが無いので割愛…
列に並んでメニューを選ぶ
予約の時間通りにお店前についたら、後は席が空き次第のご案内…なので、待っている間にメニューとにらめっこです…
待ってる間にも沢山の予約をしていない人がお店に突撃されますが、予約が無いと2軒隣にある「テイクアウトのお店」でうどん弁当を購入する事しか出来なくなるので必ず予約するようにしましょう
で、メニューから選んで並んでいる間に注文して、後は店内に呼ばれれば無事入店と相成ります
店内はカウンター10席程と、テーブル席4人掛けが2つという感じで、収容人数はそんなに多くありません
土ゴボウ天ざるうどん
季節にもよりますが、うどんと言えばやっぱり冷たいうどんを食べてみるとそのお店の方向性…みたいなのが如実に解る…そう思っているので、ここは「土ゴボウ天ざるうどん」にしてみました
実はうどんより蕎麦党なんだけど、最近うどんの美味しさ…みたいなのがようやく解るようになって来て、うどんも良く食べるようになってきました
まぁ、京都って圧倒的に蕎麦よりうどん文化なんですけどね…
流石、外で注文を聞いてくれるだけあって、店内に入ってからのうどんの提供は非常に速い
ビジュアル的にかなり本格的だったので、ちょっと驚いてしまう…
と、いうのもうどんの断面がもう「今、切れ味の鋭い包丁で切られてきました!」みたいな…凄く鋭角な角を持っていたからなんだ…
早速、うどんをつかんでみると、箸で持ち上げただけで弾力が伝わってくることにまず驚き…そして口に入れてみて衝撃を受ける…!
「か…噛みきれねぇ…w」もう凄い弾力で、ちょっと噛んだくらいでは押し戻されるという…まるでグミでも噛んでいるかのようなうどんにちょっと感動する…
間違いなくこんなうどんは食べたことが無いぞ…
他のテーブルの方に店員さんがうどんを持って行って「このうどん切りでうどんを切ってお召し上がりください!」と説明していたのを聞いて、うどんに付いていた乳白色の謎のプラスチックが「うどん切り」であることを理解する…
なるほど、そりゃぁこれで切らないとちょっと…喉に詰めちゃうかもしれないもんな…
愛読書のあまから手帳によれば、圧力釜で茹でているからこの独特の食感が出るのだそうな…
ひと噛みひと噛みうどんを味わいつつ…サックサクの天ぷらを齧る…
ぁぁ…これは凄く美味しい…
香味油の豚うどん
冷たいうどんであのコシなら、温かいうどんはどうなるんだろう…という興味を抑えきれずに再訪問…
今度は温かいおうどんをお願いしてみました
アタシは豚とネギの組み合わせに弱いので、散々迷って挙句、香味油の豚うどんにしてみました
生姜が効いているうどんスープに香味油が入っていて、いつまで経っても熱い一杯
この豚肉とネギっていう組み合わせは和食においては本当…最強の組み合わせだと思うんだ…
牛肉とネギ…ってのも良いんだけど、あっちはほら…高級品でしょう?牛肉って高いんだもんね
で、うどんを食べてみて、やっぱり衝撃を受ける…
「ずっと熱いのに、コシがあってモッチモチなのだ!」
「ずっと熱い」のは恐らくスープをコーティングするように包む香味油の効能だと思われ…これを寒い冬に食べたなら…相当温まるだろうなぁ…というのは明白
で、普通温うどんってコシが無くなるんだけど、山元麺蔵さんのうどんは温かくてもうどんのコシが消えないのだ…
こっちが冷たいうどんと違って、うどん切りが無いので、熱いわ噛みきれないないわ、モチモチだわ…で、結構忙しいw
結構、食べ応えのある量が入ってるし、最後まで熱いままのスープは凄く美味しかったです!
鶏ささみ天うどん
続いて鶏ささみ天うどんなんだけど、これは嫁がオーダーしたものなので、アタシはお出汁と鶏
ささみ天を1つ貰っただけだったりする
こちらも衣がサックサクで、揚げたてがとんでもなく美味しい…
お出汁は程良い塩加減で薄すぎず、濃過ぎず…非常に美味しいスープだと思う
特筆すべきは鶏ささみ天の量が多い事であり、食べ盛りのアタシ達中年男子のお腹を程よく満たしてくれる量がある…と言える
元々うどんの量も多いですからね
と、いうワケで量を求める人はこれがおススメです
店員さんの雰囲気が良すぎる
山元麺蔵さんに行くのは朝から電話予約も必要だし、結構大変なんだけど、気持ちよくお店で食べて気持ち良くお店を後にすることが出来るのはスタッフの皆さんが皆、異様に接客が良いから…というのはあると思っていて…
凄く明るくハキハキと何でも伝えてくれるし、こっちのメニューが決まるまで笑顔で待ってくれるし、家族連れ、子供連れ、車椅子の人でも嫌な顔一つせず、ベストな対応をされているのを見て、凄くプロだな…と感じた
最後はサービスで杏仁豆腐をくれて、店主さん自ら挨拶してくれる…
間違えて名門イタリアンに来てしまったかと思ってしまう…とか、書いてみるんだけど、店主さん自らって…絶対に嬉しいに決まってますからねぇ…
でも忙しいのにこの対応は凄いなぁ…と思った次第…
暑い夏に冷たいうどんを食べても良いし、寒い冬に香味油うどんを食べるのもあり…
シーズン問わず美味しいと思います!