ドメーヌ・ユイ&共栄堂とフランスワインの試飲会!
「マトモなワインが多く、たまにはハズレがあった方が面白いのになぁ!と思うようになっています」
2025年3月9日(日曜日)
「原田商店」
北海道恵庭市栄恵町70番地
時間:15:00〜17:00まで、時間内でご自由に入退場してください
定員:16人
会費:2,500円(税込)
【イベント概要】
2025年3月9日(日)に店舗営業しながら開催する有料試飲&販売会。
ワインのお供(つまみ)、食べ物の持ち込みは自由です。
日本ワインとナチュラルワインを7~8種類試飲できます。試飲時間は2時間。
※状況に応じて内容が変更になることがあります。
※試飲ワインは原則販売します。希望者多い場合は抽選になります。
※今回はドメーヌユイが抽選でした。
今回の「ワインリスト」
日本ワインは
【共栄堂 室伏ワイナリー】K24FY DD
【共栄堂 室伏ワイナリー】K24FY RZ
【ドメーヌ・ユイ】A4 シャルドネ 2023
【ドメーヌ・ユイ】A2 ピノノワール 2023
【ドメーヌ・ユイ】A3 ピノノワール 2023
海外ワインは
【ジュリアン・ピノー】チコス 2022
【ジュリアン・ピノー】イズ・ディス・イット? 2022
【マルク・テンペ】プティ・フルール 2023
【マルク・テンペ】フルール・デ・ボワ 2023
日本ワイン5本と海外ワイン4本の試飲ができました。
日本ワインは
【共栄堂 室伏ワイナリー】K24FY DD
黄桃や和梨、青リンゴやマスカット、アプリコットなどの香り。
アフターは旨味と果実味、そして甘味と酸味もあります。
今すぐに飲んでも良いカモ🦆
1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆
共栄堂は発売されるいずれのワインも安定しているし、洗練されて来てますよねぇ。
変なクセも無く飲みやすいし、甲州単体とは思えないぐらいの複雑味もあるし、これで2000円以下はスゴイです!
昨今、日本ワインが値上がっている中で、この価格を保つのは偉い。
テープルワインとして、和洋中いろんな料理に合わせやすいし、家飲み用のワインとしてオススメです。
ちゃんとしすぎて、昔のような不安定さが懐かしいと思う人も居るのかもなぁ。
私は今の方が好きです!
焼き鳥(タレでも塩でも)や天ぷらが合いそう。
豚肉の煮物も良さそうです。
生産者:共栄堂 室伏ワイナリー
産地:山梨県山梨市
品種:甲州(勝沼町産)
スタイル:オレンジ
Alc:11.5%
【共栄堂 室伏ワイナリー】K24FY RZ
巨峰特有のマスカットやハーブのような香り。
チェリーや綿飴のような甘い香りもあります。
アフターは旨味と酸味、そして果実味と苦味もあります。
フレッシュな感じがあり、今すぐに飲むのが良いカモ🦆
1、2年ぐらいなら置いても良いカモ🦆
巨峰らしいフルーティな甘い香りですが、味は思ったよりもドライです。
ライトな口当たりでスイスイ飲めるので良いですが、昔からの共栄堂ファンは、もっと果実味や旨味が濃くないとダメだと思うカモ🦆
巨峰とシャインマスカットだけで、コレだけの完成度のワインに仕上げているのはスゴイいと思います。
普段、ワイン飲まない人の方が高評価カモ🦆
麻婆茄子や青椒肉絲などが合いそうです。
中華風サラダに合わせても良さそう。
生産者:共栄堂 室伏ワイナリー
産地:山梨県山梨市
品種:巨峰、シャインマスカット(山梨市)
スタイル:ロゼ
Alc:11.5%
【ドメーヌ・ユイ】A4 シャルドネ 2023
オーク樽から来るバターやクリーム、ナッツなどの香り。
林檎や梨、アプロコットなどの香りもあります。
アフターは果実味と旨味、そして酸味とミネラルもあります。
あまり言いたく無い表現ですが、日本らしくないリッチでゴージャスなシャルドネですねぇ。
樽香が強く果実味もあってパワフルで、アメリカなどのニューワールドのシャルドネのような感じがします。
いま飲んでも美味しいですが、2、3年は置きたいカモ🦆
置くとまとまりも出て来て、全体的なバランスも良くなりそう。
ボリューム感がある方が好きな人は、今すぐに飲んでも良いカモ🦆
ユイさんとしては、ブルゴーニュのようなエレガントなスタイルを目指してと思うので、これでも納得はしてないでしょうねぇ。
果たして、このレベルを毎年続けていけるのか?と思うくらいです。
続けていけるとしたら今でも手に入らないのに、もっと入手困難になってしまうだろうなぁ。
これからもクオリティが上がっていくようなら、日本国内では売らなくなってしまうカモ🦆
6,000円以上しますが、8,000円とか一万円とか言われても納得できます。
牡蠣グラタンやホタテのムニエルなどが合いそう。
エビフライなどに合わせても良さそう。
生産者:ドメーヌ・ユイ
産地:北海道余市町
品種:シャルドネ
スタイル:白
Alc:13%
【ドメーヌ・ユイ】A2 ピノノワール 2023
ラズベリーやスミレ、湿った土やキノコのような香り。
スパイスなどの香りもあります。
アフターは旨味と渋味そして果実味があります。
いま飲んでも良いですが、1、2年置いた方が良いカモ🦆
3、4年ぐらい置いても良いカモ🦆
しかし、10年とか置くのは難しいカモ🦆
2023ヴィンテージでは、鳥や蜂の被害があったようですが、ワインの質には、そこまで影響は無かったようです。
先日行われた余市とジュヴレ・シャンベルタン村との包括提携調印式では、ドメーヌ•ユイのA2とドメーヌ•タカヒコのナナツモリが余市代表で使われたそうです。
しかし、ジュヴレ・シャンベルタン村の人達は、なぜ、こんなに安くワインを売っているのだろう?と不思議に思っているかも知れないよなぁ。
最近じゃ6000円ぐらいでは、良質なブルゴーニュのピノ・ノワールなんて、まず買えないし、当たり外れも多いのだよなぁ。
日本ワインのピノ・ノワールも当たり外れが多いけど。
鶏肉とキノコのトマト煮やの鴨肉のローストなどが合いそう。
豚の角煮などに合わせても良さそう。
生産者:ドメーヌ・ユイ
産地:北海道余市町
品種:ピノ・ノワール
スタイル:赤
Alc:12%
【ドメーヌ・ユイ】A3 ピノノワール 2023
ラズベリーやプラム、チェリーやフランボワーズなどの香り。
アフターは果実味と酸味、そしてタンニンとミネラルがあります。
すぐに飲むよりは、2、3年ぐらい置いた方が良いカモ🦆
できれば3、4年置いた方が、余韻が長くなり複雑味が出てきそう。
A3に関しては酸もあるので、10年以上置いても良いカモ🦆
飲んだ感じが千歳ワイナリーのピノ・ノワールに似ているなぁと思ったのですが、A3区画は、木村農園さんが選抜したキムラクローン(自根)がメインで、つくられたワインのようです。
だから似ているわけだ。
2023年のA1区画はブドウの収量が少なく、単独リリースできず、こちらのA3にブレンドしたようです。
もし日本ワインコンクールに、A2とA3を出したら、たぶんA3が受賞する気がします。
何故なのかは、飲み比べれば分かると思います。
マグロやカツオのカルパッチョなどが合いそう。
生ハムやローストビーフなどに合わせても良さそうです。
生産者:ドメーヌ・ユイ
産地:北海道余市町
品種:ピノ・ノワール
スタイル:赤
Alc:12%
海外のワインは
【ジュリアン・ピノー】チコス 2022
フランス/ロワール、ぶどう品種:シュナンブラン50% ソーヴィニヨンブラン50%
洋梨やライム、ライチやパイナップルなどの南国の果実の香り。
アフターには酸味と塩味、そして旨味と苦味があります。
フレッシュで清涼感があり、ロワール的な果実味もあり、旨味と酸味のバランスも良いですねぇ。
今すぐに飲んでも良いが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆
ワインのラベルは猫やウサギなどの小動物が多いが、なぜワニのラベルなのか?
気になりました。
【ジュリアン・ピノー】イズ・ディス・イット? 2022
フランス/ロワール、ぶどう品種: ソーヴィニヨンブラン
レモンなどの柑橘、アプリコットの香り。
青草やハーブなどの香り。
アフターには酸味と旨味、そして果実味があります。
今飲むよりは2、3年ぐらい置いても良いカモ🦆
ニューヨーク出身のミュージシャン、ザ・ストロークスのデビューアルバムからワイン名にしたようです。
ザ・ストロークスは好きだが、関係性がわからなかったです。
あと、この味わいで6000円オーバーなのは、割高感があるカモ🦆
【マルク・テンペ】プティ・フルール 2023
フランス/アルザス、ぶどう品種:ゲヴュルツトラミネール50%、リースリング50%
レモンなどの柑橘、白い花、マスカットやライチのような香り。
アフターには旨味と果実味、そして酸味もあります。
今すぐに飲んでも良いし、1、2年置いても良いカモ🦆
テンペの友人が持つ畑で、ビオディナミで栽培された健康な葡萄を使って友人の息子と始めたのがこの新プロジェクトで「よりナチュラルに、よりカジュアルに親しみやすく」がテーマのようです。
マルクテンペらしさはあるが、エキス分は薄めで飲みやすくなっています。
アタックは強くないですが、アルコールは思ったよりも強く13.5%あります。
マルク・テンペ好きには、やや物足りなさを感じるカモ🦆
【マルク・テンペ】フルール・デ・ボワ 2023
フランス/アルザス、ぶどう品種:ピノノワール70%、ピノグリ30%
ラズベリーやイチゴ、プラムの香り。
湿った土やスパイスもあります。
アフターには酸味と果実味、そして旨味とミネラルもあります。
飲むと梅が少しありますねぇ。
今すぐに飲んでも良いし、2、3年くらい置いても良いカモ🦆
マルク・テンペは、2022年に自身のワイン造りを引退したらしいと言う噂だったが、コンサルティング的な事は、今もやっているようですねぇ。
プティ・フルール 2023もフルール・デ・ボワ 2023も4000円以下なので、マルク・テンペをまだ飲んだ事ない人は飲んでみて欲しいワインですねぇ。
今回は日本ワイン5本と海外ワイン4本の試飲ができました。
今回のオススメですが、日本ワインでいますぐ飲むならば【共栄堂 室伏ワイナリー】K24FY DDです。
ロゼワイン好きなら【共栄堂 室伏ワイナリー】K24FY RZでも良いかなぁ。
2、3年置いてから飲むならば【ドメーヌ・ユイ】A4 シャルドネ 2023です。
【ドメーヌ・ユイ】のピノ・ノワールも良いが、シャルドネ 2023が素晴らしすぎました。
海外ワインで、いますぐ飲むならば、白ワインが好きなら【マルク・テンペ】プティ・フルール 2023。
赤ワインが好きなら【マルク・テンペ】フルール・デ・ボワ 2023ですねぇ。
今日も来ているとネコ店長は「またしても来ているのか!」と私を確認。
今回はあまり警戒されず!
ネコ店長はいつものようにマジメに店番をしていました。
お客さんの差し入れで【山崎ワイナリー】ケルナー 2018と【MARO Wines】ペットナット ブラン2024が飲めました。
【山崎ワイナリー】ケルナー 2018
【山崎ワイナリー】のケルナーは、植替えのため全て抜いてしまい、もう現在はリリースされていないので、今では貴重ですねぇ。
この2018は「マツコの知らない世界」で取り上げられて、すぐに売り切れになったビンテージです。
いま飲むとレモンなどの柑橘や青リンゴなどの香りは控えめになり、ペトロール香が強くなってリースリング感が強くなっています。
あと2、3年ぐらいは置いても良いカモ🦆
今年中には、ケルナーのワイン会もやってみたいよなぁ!