北海道ワイン会で、ホントの北海道ワインを堪能する!

「創立50周年記念 特別試飲会 in 札幌」

日時:9月25日(水)18:00~19:45(受付開始:17:30~ 入場開始:17:45~)

場所:札幌グランドホテル クリスタルホール(地下1階)

参加費:5,000円(鶴沼ワイナリー農場長・齋藤浩司によるセミナー、約30種類の当社醸造ワインの試飲、札幌グランドホテル特製ペアリングプレート、お土産ワイン[フルボトル]付き)

1つのワイナリーのワインを30種類以上も試飲できるイベントは、なかなか無いよなぁ。

 

■イベント内容

北海道ワイン株式会社は、本年1月に創立50周年を迎えました。これを記念して札幌グランドホテル」にて、特別試飲会を開催いたします。
当社社員やソムリエ資格者が、心を込めてご案内いたします。この機会に、当社のワインと「ワイン産地北海道」の魅力をぜひお確かめください。この機会をお見逃しなく、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

 

「北海道ワインと道産ワイン」は違うのである。

ワイン会で「北海道ワインの会」と言えば、北海道でつくられたワインと普通は思うが、北海道には北海道ワイン株式会社という会社があり、厳密に言うならば北海道で、つくられたワインの会は「道産ワインの会」と言わなければイケナイのである。

だが、たいていのワイン会では「北海道ワインの会」と銘打って開催されている。

細かい事だが、私はどうも気になってしまうのである。

北海道は九州よりも広いので、地域によって栽培されている品種も違うし、日本では北海道でしかほぼ栽培されていない品種(山幸や清舞などのヤマブドウ系や旅路やバッカス)なども多い。

ワイナリーも2024年8月現在で、66か所もあって、これからもマスマス増えていくような状況なのである。

北海道を一括りにしてワイン会をやるのも、最近は無理があるのではないのか?

もっとテーマを縛ってやるべきではないのか?

「北海道のワインの会」ではアバウトすぎる。

もっとキチンとテーマを決めて、ワイン会をやって欲しいのである。

それは良いとして、今回は正真正銘の北海道ワイン株式会社による「北海道ワインの会」に参加してきました。

創立50周年記念の特別試飲会ということもあり、札幌グランドホテルでの開催。

「鶴沼ワイナリー」の農場長・齋藤浩司によるセミナーの他にも、日本ワインコンクールで金賞受賞ワインや限定醸造ワイン、直売所限定販売ワインなど有料試飲もあわせて、約30種類以上の試飲ができるイベントでした。

開式の挨拶があり、そして直轄農場「鶴沼ワイナリー」齋藤浩司工場長のセミナーの予定でしたが、挨拶もセミナーもあわせて、10分ぐらいと短めで終わり、乾杯をした後にすぐに試飲会になりました。

予想していたよりも人数が多めになったこともあり、試飲の時間を多めにしたようですねぇ。

一回の試飲の量がグラス20mlぐらいですが、30種類以上のワインを全部飲んだら結構な量になりますよねぇ。

無理して全部飲まなくても良いのだけど。

 セミナー兼あいさつをする齋藤浩司工場長。

会場には今日収穫したばかりのゲヴェルツトラミネールとロンドの生のブドウがあり、それをつまんでの試飲もできました。

 

札幌グランドホテルのペアリングプレートも出され、ペアリングを楽しむ事もできました。

ホテルが出すペアリングなので、教科書的なメニューでした。

北海道ワインもそんな冒険するようなメニューは要求しないでしょうしねー。

[ペアリングメニュー]

生ハムと野菜のアスピック

おすすめは、トラディショナルメソッド北海道 TypeM(泡・白/辛口)

スモークサーモン ケッパーとレモン添え

おすすめは、鶴沼ハーベスト スペシャルキュヴェ ピノグリ Orenge 2020

カマンベールチーズとブルーチーズ、クラッカー

おすすめは、余市ハーベスト ケルナー スペシャルキュヴェ 2021

パテ・ド・カンパーニュ ディジョンマスタード 

おすすめは、田崎ヴィンヤード ピノ・ノワール 2018

ベビー帆立のカレー風味マリネとズッキーニ

おすすめは、おたる ゲヴュルツトラミネール 2019

モッツァレラチーズとトマトのカプレーゼ

おすすめは、宍戸ヴィンヤード レゲントロゼ 2022

 

ワインリストです。有料試飲もありましたが、さすがにそこまでは辿り着かず。

 

木を見て森を見ず

北海道も続々と新しいワイナリーが出来ているので、どうしてもそちらの方に目が向かいがちになってしまうが、やはり大手や昔からやっているワイナリーもキチンと飲んでみるべきだよなぁ!と改めて思いました。

北海道も温暖化による気候の変化などもあって、ブドウの品種や栽培、醸造方法なども変わっていくだろうし、毎年同じように作っていると思っていても、変化していく事もあるだろうしなぁ。

 確認することは重要ですよねー。

北海道ワインで気になったワインは

このご時世、北海道ワインも値段が上がってしまい、安いよなぁ!と言う感じはあまりなくなってしまいましたが、それでも2000円以下でも良いワインを出しているよなぁ。

例えばNorthern Blend(白/辛口、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ケルナー)やPIWIs Blend(赤/ミディアム、ロンド、レゲント他)などはバランスも良いし、家飲みにも良さそう。

北海道限定品ですが旅路 Orangeなどもオレンジワインの入門用としては、最適なのでは無いでしょうか。

2024ビンテージの旅路は、久しぶりにOrangeの他に白ワインも出るようです。

白ワインはやはり、ゲヴュルツトラミネールケルナーが良いですねぇ。

赤ワインはロンドよりもレゲントの方が可能性がある気がするのだが、ピノ・ノワールは、もう他のワイナリーに任せても良いのではないかなぁ。

ピノ・ノワールは、いろんなタイプのワインが、いろんなワイナリーから、リリースされているしねぇ。

飲んでみて分かったのは、ロゼワインのレベルが高い。

宍戸ヴィンヤード レゲントロゼ北島ヴィンヤードツヴァイゲルト&ピノ・ノワールロゼが良かったです、

今回は出ていなかったけど鶴沼トロリンガーロゼも美味しいしなぁ。

北海道ワインにあまりロゼワインのイメージは無いけど、おすすめカモ🦆

 

テイスティングの他にも、会場で飲んで気に入ったワインの購入などもできました。

帰る時には、グラスを返却し、創立50周年記念醸造のワイン(白・辛口)をお土産として、いただきました。

鶴沼ワイナリー農場長・齋藤浩司にいろんな話を聞けて、北海道ワインを久しぶりに堪能する事ができ有意義な試飲会になりました。

白ワインは辛口しか飲まない!と断言する人がいるが、極甘口の余市ハーベスト ケルナー スペシャルキュヴェ 2021や久しぶりに飲んだおたる特選ナイヤガラ(懐かしい甘さでした)も良いものだなぁ!と思いましたねぇ。

やっぱり好き嫌いせずに、いろんなワインを飲まなきゃダメだよなぁ。

お土産のワイン。北海道ワインを代表する白ワイン用品種のケルナーとミューラートゥルガウのワインです。

50周年記念と言うこともあり1,430円(税込)と、お買い得な値段のワインになっています。

50周年記念ワインは、赤ワインもあるようです。

見かけたら買ってみようかなぁ。